こんにちは。
明日3/6で私のブログが開設2周年になるので振り返りとか、私が普段どうやってプレイする作品を探しているかなどこれまであまり書いていなかったことについて書いてみたいなと思います。

2年間でレビューした作品は71本。そのうちおよそ3分の2に当たる47本がノベルゲームです(複数のカテゴリーに該当している作品もあるので厳密ではないですが)。当初の想定よりノベルゲームの比率が高いですがこれが現在の私のプレイする作品の傾向ということでしょう。去年も似たこと書いてますね。

さて、タイトルに書いたことについて書いていきましょう。
私はフリーゲームを好んでプレイしているわけですが、公開されているフリーゲームは本当に数が多く、そもそも存在すら知らないものが大多数です。それらの作品たちとの出会いを求めて日々情報収集しています。出会いの経路を分類するとだいたいこんな感じ。

  1. ふりーむ夢現ノベコレ等の配布サイトから直接面白そうな作品を探す。
  2. レビューサイト等他人の評判を見て探す。
  3. 過去にプレイして好きになった作者の作品を能動的に探す。
  4. SNSなどで流れてきた情報を受け取る。


まあ当然と言えば当然のことです。それぞれ見ていきましょう。

①配布サイトから直接

主に新着一覧を探します。他人の評価などが介在しない状態、事前情報がゼロの状態からプレイすることになることが多くなるので、これで面白い作品に出合えた時は自分の選球眼も良かったなあという気持ちになれるしフリーゲームをやっていて一番嬉しい瞬間の1つです。自分に合わない作品も多く、”あたり”に出会える確率が低い方法ではあるのですが、その分刺さる作品を見つけたときの喜びもまた一段と大きいです。

ランキングはほとんど上位の顔ぶれが固定されているし、どうせランキング以外の所でもたくさん目に入るのでわざわざ見に行くことは少ないです。夢現の週間ランキングは結構入れ替わりもあるので時々見るかなというくらい。夢現は他にも雰囲気別とかシステム別の分類もあって他サイトではあまり見られない検索機能の充実ぶりなのでその辺を主に見ています。ノベコレだとフェス参加作をランダムに見るなどもこれに入りますね。ふりーむだと新着一覧と、あとはたまにトップページから珍しめのタグで検索してみるくらいでしょうか。「19℃」はRen'Pyタグで検索して見つけた覚えがあります(当時は使用作品が片手の指で数えられる程に珍しいツールでした)。

配布サイトから直接見つけた作品ですごく好きなのは、まずはノベコレの「そのサークル、地雷ですよ?」が思い浮かびます。2019年のティラノフェス参加作ですが私が見つけた時点で1件しかコメントが付いておらず、とても人気作と呼べる状態ではありませんでした。しかしプレイしてみたら本当に面白い。天然姉と毒舌妹の掛け合い、同人サークルの”地雷”たちのキャラの濃さ、そして手作り感あふれる全体の雰囲気と、それを活かした終盤の熱い展開。大人気作に全く劣らないその魅力に目を奪われました。結局本作は準グランプリを受賞。応援していた作品が受賞する喜びを感じるとともに、ノベコレのコメント数は作品の魅力との相関は低く、作者の交流幅を強く反映するという見方を強くしました。

夢現で見つけた「PROTOCOL」もいい作品でした。ランキング上位には入っていなかった気がしますが、練られた世界観と美しいグラフィック、独自の探索システムとそれを活かしたギミック、それを乗り越えた後の感動的な展開とあらゆる分野で高水準な作品です。
ふりーむだと「あなたの殺し方」との出会いをよく覚えています。新着一覧で異彩を放っていたこのタイトル。プレイしてみると確かにグロテスクなシーンもあります。しかしそれを上回るほどに温かい結末と舌を巻く独自のギミックが存在していたのです。短編ながらしっかりした流れと結末のある良作でした。


②レビューなどを見て探す

作品の面白さを解説してくれた記事などを読むと、プレイ前の期待感もアップ、実際に面白い作品に出合える確率も高くなる方法だと思います。特に自分と好みの合いそうなレビュワーさんを見つけると非常に嬉しい。その人の紹介している作品をとにかくやってみるだけで面白い作品に出合いやすくなります。

私の場合久住女中本舗さんがそれでした。「夏ゆめ彼方」であったり、「be alive(18禁)」であったり、「死に至る病」であったり。これらの名作に出会うまでの道案内をしてくれました。現在はほぼ更新停止状態なのが残念ですが、レビュー記事数が半端ないのでまだまだ私は未プレイの作品がたくさん紹介されています。

その他によく見ているレビューサイトと言えばNaGISA netさんは外せないでしょう。あの質と量のレビューを1000本以上も書くのは並大抵のことではないです。私もレビューを書き始めて、全く敵わないなあと思うところです。あとはM.Mさん、おすすめ同人紹介さん、ノベルゲーム以外も含むと扇風機の旋風さんやふりーフェスさん、ソルトさん、ひとりアウトプット広場さん、フリーゲームの忘備録さんなどはTwitterでも相互だし定期的に見ているという感じです。またフリーソフト超激辛ゲームレビューさん、うそうさ~第二号室~さん、もぐらゲームズさん、自失の出窓からさん、Free Game Reviewさん、お気に入りと自由帳さん、満天の物語さんなどはチェックしている…と言いたいところですが到底チェックしきれないという感じです(最近は更新されていないサイトも含んでいます)。優しい世界さんは最近はソシャゲメインなので以前ほどは見ていないですね。

思いついたサイトを挙げていったら大量になりました。


③好きな作者を追う
面白い作品を見つけたら作者をチェックして他の作品を探しに行きます。やっぱり同じ作者さんの作品は好きになりやすいですね。
ペットボトルココアさんの作品はすべて読んだどころかライターの戸部みるくさんが別名義で書いた作品もフリーのものは全部プレイしましたし、ねこのさんや九州壇氏さん、シャイムの私目さんにHACKMOCKさん、へもへもさん、ベルカゲさん、晴好雨奇一丁目さんなどは現在もDL可能な作品は全てプレイしました。Flash時代からファンだったたんしおレモンさん、EYEZMAZEさん、シフトアップネットさんやむきりょくかん。さんにNeutralさんなどは今でも追っています。作品が多すぎてすべてはプレイできていないけど好きな作者さんも何人も。みやのさんやたぶんおそらくきっとさんなど。
昨年末にむきりょくかん。の吉村さんが「演劇少女は古都鎌倉を雪で潰す」以来10年以上ぶりに制作にかかわった作品が発表されましたね。ゲームではなく音声作品で、むきりょくかん。としての作品でもありませんがずっと追っていて良かったなあという気持ちになります。

逆にもう活動停止や解散したというサークルさんもあって残念に思うこともあります。
Shadow's Silhouetteさんやまちばり飴子さんが活動停止/閉鎖したときはかなりショックでしたし、一限はやめさんやmint wingsさんが停止宣言を出しているのに気付いた時は残念に感じました。まあ作者さんの自由だし仕方ないですけどね。
でもプロローグに当たる体験版相当だけ出してもう5年も音沙汰なしだと思っていたCALMFLAPさんの「カラフリウム」がまさかゲームではなく漫画の形式で連載されていたと最近気づいて、しかも連載が再開していてすごく嬉しかったので、皆さんも好きな作者さんはぜひあきらめずに追いかけましょう。


④SNSの情報から見つける
いちばん受動的な方法で、①~③に比べると大変楽です。そして流れてくる情報が大量。もう選ぶのが大変です。多分1回見たくらいでは記憶に留まることも難しいのではないでしょうか。頻繁に話題に上がる作品はやはり印象に残りますね。その意味で、受動的に見ているだけでは配信サイトのランキングなどと同じような感じになってしまうんじゃないでしょうか。
ちょっとマイナーな作品や、ストライクゾーンは狭そうだけど自分に深く刺さりそうな作品を見つけようと思ったら、「見つけてやるぞ~!!」という気持ちでタグ検索したりTLをさかのぼったりする必要がある気がします。

フリゲ20XXなどのサイトで探すのもこれに近いかもしれませんね。




5年前の私だと③の割合が一番高かったと思いますが、最近は徐々に④の割合が増えているように感じます。でもやっぱり至高の瞬間は①がハマった時なんだよな~!
しかし①を実らせるには相応の試行数が必要なので時間にも心にも余裕がないと厳しいですね。
最近①で見つけた作品というと、「クロノスの箱庭」「おもいをつたえるプログラム」「高対称のi」あたりになるでしょうか。
②も増えてきています。私も一応レビューを書いているので、プレイヤーと作品との出会いのきっかけになれたら嬉しいなと思います。


今回はここまでです。
3年目もよろしくお願いします。