フリーゲームの森

フリーゲームのレビューブログです。 ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心にお勧めの作品を紹介します。
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2021年09月

こんにちは。今回は、午後のお部屋さんの「お兄ちゃんの世話を焼くのは妹の特権です」のご紹介です。

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ジャンル:感動系ヤンデレノベル
プレイ時間:40分
分岐:なし
ツール:吉里吉里
リリース:2013/4


本作はたまたまフリーゲーム夢現を見ていた時に目についてダウンロードしたのですが、期待以上のわくわく感が詰まった作品だったので、ぜひ皆さんにプレイしてほしいなと思い取り上げることにしました。

私が本作を最初に見た感じでは、ラノベ風長文タイトルなのとヤンデレ系という公式情報から、ヤンデレな妹とのラブコメみたいな話なのかな、という印象でした。しかしその想像はいい意味で裏切られました。まず本作はコメディではなかったんですね。こんな悲しげなBGMから冒頭のシーンに入るとは思っていませんでした。ここですでに、この作品はどんな物語なんだろう、ということに強く興味を引き付けられました。

さて、その物語の導入では、主人公の恭一は母親が仕事で忙しく、家では実質妹との2人暮らしで家事はほとんど妹にまかせっきりだったことが妹である美樹の視点で語られます。なるほど単に妹が世話焼きな性格だったというだけでなく、そうせざるを得なかった事情やそれに喜びを感じる理由なんかが最初に提示されるのです。ヤンデレものというと、とにかく異常なまでの愛が表現され、理由なんか問う間もないものがほとんど、というイメージがあったので、本作は序盤からそのイメージを覆し私の興味を引き付けるのに成功していたと思います。

さて、タイトルからして重要な役割であることが明白な妹の美樹ですが、ヤンデレってほどでもなくない? という感じのキャラ付けです。ちょっと世話好きな可愛い妹といった感じ。この美樹と恭一のやり取りってとても微笑ましいんですよ。やっぱりこうした微笑ましいシーンには、極端ではなく実際に想像しやすいような人物像が似合いますね。強烈なキャラクターも面白いですが、こうした普通の人に分かりやすく世話好きという属性を追加したようなキャラもなんだか応援したくなるようで良いものです。

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さて、物語の序盤のうちから、恭一はここのところ足を負傷する悪夢を立て続けに見て精神的に参ってきているということがわかります。この原因は何なのかというサスペンス的要素も追加されてくるわけです。美樹との他愛のない会話やほのぼのとしたシーンにも、この足に関する夢の謎を解くという一つの方向性みたいなものが見え、まとまりがよくなっているように感じます。この方向性が、記事の最初に述べたような物語の先の展開へのわくわく感につながっているのでしょう。

今、サスペンス的要素があると書きましたが、悪夢の原因は実は物語序盤のうちから明かされています。だから、読者は元凶や対処法について分かっている。しかし恭一は当然そんなことには気づきません。悪夢に悩まされるうちに身体的症状も出始めてしまった今、余裕はありません。友人に相談してみると、オカルト研究会の百合先輩に聞いてみることを勧められます。そこでなんだかいろいろなことを知っている風な百合先輩から、夢の中で使えるコンパスのようなものを受け取ります。このあたりの展開、よく言えばテンポよく進んで話がダレない感じですが、ちょっとあっさりしすぎな感もあります。もうちょっと原因追究の必死さみたいな点が描かれたら、私が感じたわくわくに加えてどきどきも加わった物語になっていたのではないでしょうか。


さらっと登場した新キャラの百合先輩ですが、彼女もまた魅力的なんですよね。立ち絵はないですが、ゆったりした言葉遣いや相談を親身になって聞いてくれるやさしさ、しかし必要な時には実力行使も厭わない。アドバイスも具体的。私もなんか人生相談したいくらいです(笑)
かなり謎の多い人物なので、その素性がめちゃくちゃ気になります。

物語が中盤から終盤へと差し掛かると、ついに原因との直接対峙に移ります。そこで説得に移るのですが、その内容が序盤の他愛もない会話を活かしたもので良かったですね。そういえばそんなこと言ってたなあと思うと同時に、いいお兄ちゃんだなあと思えるんですね。ここでも、ただのヤンデレものではないキャラクターの魅力が感じられました。そう、本作の登場人物ってみんな"いい人"なんですよね。なんというか、安心できるお話なんです。あとは恭一がどれだけ家事を頑張るかってところですかね。もう美樹ちゃんに任せっきりにするんじゃないぞ!


本編読了後にはちょっとしたおまけが読めます。このおまけで、美樹のヤンデレ具合が思った以上に進んでいたことがわかってちょっと笑ってしまいました。しかし結局は幸せそうなのでOKです。
というわけで今回はヤンデレものの紹介となりましたが、心温まるタイプの物語なので多くの方にお勧めしやすいかなと思います。特に妹キャラが好きな方はプレイして損はないでしょう。

それでは。

こんにちは。今回は、コトリノスさんのMimicをご紹介します。

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ジャンル:可愛い系脱出ゲーム
プレイ時間:私の初見ノーヒントプレイで脱出まで1時間半ほど
分岐:なし
ツール:Unity(ブラウザ・iPhone・Android版あり)
リリース:2021/3


今回ご紹介する「Mimic」は本格脱出ゲームです。操作はいたってシンプル。マウスクリックのみです。ドラッグやキーボード操作不要・PCでもスマホでもプレイ可とお手軽ながら、中身はしっかりとボリュームとクオリティを両立させた作品となっています。

脱出ゲームで何より大事なのは、部屋に仕込まれた謎を解いたときの快感ですよね。分からないなあと悩むのも楽しいですが、ずっと分からないままでは次第にイライラしてきて、最後には投げてしまいます。私自身、脱出系の謎解きはそれほど得意ではないので、これまでプレイした数多くの脱出ゲームの中には、途中でにっちもさっちもいかなくなり諦めたり、攻略サイトに手を出したりしたものもいくつもあります。
しかし本作を作られたコトリノスの作品群は、ちょうどよい難易度に収まっていて解けた時の快感を味わいやすいです。「そんなの分かるか!」と言いたくなるような理不尽・意地悪な展開は滅多にないし、やけにクリックポイントが小さいアイテム探しや、画面の見にくさで難易度をあげるような部分も一切なく、プレイしていてほとんどストレスがありません。一度済んだ謎解きが再度要求されるようなこともなく、いろいろな面で直感に沿った構成になっているのです。もちろん簡単すぎるわけではなく、与えられたヒントを十分に観察し、関連しそうなアイテムが無いか部屋中を探索していく必要があります。
本作でうまいなと感じたのは、脱出間際の最後の謎です。実はプレイ中盤くらいでその形に気付いたとき、「こういうデザインなのか~おしゃれだな」などと思っていたのですが、進行上意味のあるデザインだったことに気付かされ感嘆しました。あとは魚の絵ですね。それを見た時、当然ながら似た形や配置のものを探したわけですが全然見つからず、絵とにらめっこしていたらふとひらめいたときの驚きと、検証してその通りだった時のしてやったりという気持ちは脱出ゲームの醍醐味でしょう。


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そして本作の特徴といえば、グラフィックが可愛らしいところでしょう。作者さんの他の作品はどちらかというとスタイリッシュなデザインだったりシンプルな内装だったりというイメージがあるのですが、本作では色鉛筆画のような優しい絵柄がまず目を引きます。そして画面下にいつもいる謎の小動物。今回は彼が脱出の主人公なのです。彼が閉じ込められるとはどういう状況だったのか、またタイトルの意味なんかも脱出すると分かります。
ちなみに脱出に使うアイテムの中にも、ぬいぐるみ(?)があってなかなか癒しを与えてくれます。この猫のぬいぐるみにもまさかの機能があるので、拾ったアイテムはしっかり詳細画面で調べましょう。本作は所持しているアイテムが自動で使用されるシステムではないので、ここに使えそうかなと思ったらどんどん試していくという姿勢も大事です。
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ちなみに私はブラウザでプレイしましたが、スマホアプリ版では高画質な上ヒント機能も使用可能なようです。ノーヒントでは行き詰まりそうという方はスマホで試すといいかもしれません。

というわけで今回はMimicをご紹介しました。しっかりと骨がありながらも気持ちよく解ける脱出ゲーム、ぜひプレイしてみてください。

こんにちは。今回は、HACKMOCKさんの「ロイヤルベルを鳴らして」のご紹介です。

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★favo
ジャンル:洋風ファンタジー乙女ゲーム
プレイ時間:1ルート30分程度。フルコンプまで1時間半
分岐:3人の攻略対象ごとに複数+ノーマルエンド
ツール:吉里吉里
リリース:2012/2


さて、まずは本作のあらすじを簡単にご紹介しましょう。主人公のユーリ(名前変更可)はヴィンボーナ王国の王女。しかし国が貧しいため贅沢はできず、庶民的な暮らしをしている。緊張すると頭の中が真っ白になってとんでもないことを口走ってしまうというおっちょこちょいな面があり、国民からも親しまれている。父親のヴィンボーナ王は何とか国を豊かにするために、隣国のカネモティアの2人の王子のどちらかと政略結婚させたいと思案し、王子の別荘に忍び込んでアプローチをかけるよう指示するのだが……

いきなりですが本作の魅力は一つ。ユーリが可愛い! そして面白い! これに尽きます。本当にかわいいんですよ。やってみてください。

…これではレビューにならないんでもう少し真面目に話しますね。
本作の冒頭は、ぎっくり腰になった父の代わりにユーリがカネモティア王子の誕生パーティーに出席している場面から始まります。公務の場に慣れていないユーリは緊張しまくり。カネモティア第一王子のアルト様がかっこいいな~と思っていたが、実際に話しかけられるとまともなことは何一つしゃべれず、「ミドリムシの生まれ変わりなので光合成しなきゃいけない」などと意味不明な言い訳を残しその場から逃げてしまいます。この時のユーリの表情がすごい。酔っぱらってもこうはならんだろというくらい真っ赤で可愛いんですよ。そしてころころと表情を変えるので見た目にも楽しい。この表情差分の数も魅力ですね。
創作の世界でよく"アホの子"というのがありますが、ユーリの場合はそれとはちょっと違って、自分のしでかした言動が常識に照らして突拍子もなさすぎるということには気づいているので、そのことについて恥じているシーンが多いんです。だからこそ笑えるだけの作品ではなく、思わずユーリを応援したくなるような、そんな物語に引き込まれる作品に仕上がっているように感じます。

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さて、本作には3人の攻略対象がいます。冒頭のシーンでも登場するカネモティア王子のアルト様、その弟のアキバル様、そして自国の大臣のセナです。それぞれ分類するなら、アルトは乙女ゲームの王道的ルート、アキバルは変わり者・癖のあるルート、セナは幼馴染ルートといえるでしょう。ちなみに個別ルートに入れなかったノーマルエンドもあります。これらのルートがそろって乙女ゲームとしてのバランスという意味でもよくできているでしょう。

これらのルートの中で私が好きなものを挙げるとしたら、なんといってもアルト様ルートでしょう。この王道な感じがたまらない。
アルト様は公の場では品行方正で美しい立ち居振る舞いで多くの女性から大人気なわけですが、会話を重ねるにつれ素の彼は俺様タイプだったことがわかります。そんな彼がどうしてユーリに気を許すのか、そのあたりもきちんと描かれているんですよね。恋愛ゲームに関してこの"なぜお互いが惹かれ合うのか"ってめちゃくちゃ大事な要素ですよね。そこのツボをしっかり押さえています。そしてユーリの行動は相変わらず。恋愛もコメディーもどちらもたっぷり味わえます。ぐいぐいくるアルト様に、ユーリだけでなく私まで心ときめかせてしまいました。そしてEND2のエンディングタイトル。ここまでの流れが本当にうまい。ユーリの「貧乏神」発言を生かしたこの展開にはうならされました。

ちなみにアルト様ルートはもう一つ、END1もあります。END2とはかなり温度差があるのですが、アルトもユーリも先ほどのエンディングと別人な感じはしないんですよね。たまにエンディングによって同一人物なのにキャラ違うだろ! と言いたくなるような作品もあったりするのですが、本作ではアルトとユーリの気持ちの動きがしっかりと表現されているので、どんな結末にも納得感があります。甘さたっぷりで乙女ゲームとしての魅力満点なのはやはりEND2かと思いますが、こちらの分岐も存在することで成就したときの幸せをよりかみしめられるような気がします。
もちろん、アキバルやセナのルートも乙女ゲームとしての魅力、コメディとしての魅力が詰まってます。

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本編をすべて読み終わったら、ぜひEXTRAからおまけを読んでみてください。後日談や人物設定などのおまけがたっぷりあるのもプレイしていて満足感がありますね。ちなみにこの後日談ではセナルートが好きです。おとなしい感じだったセナがあんなに堂々としているのを見ればかっこいいという感想を抱かずにはいられません。また、2人の王子とは違ってセナにはユーリとのこれまでの積み重ねがありますからね。その部分がしっかり感じられてよかったです。


というわけで今回は「ロイヤルベルを鳴らして」のご紹介でした。ユーリの突飛な行動に笑いながらも乙女ゲームならではの甘いどきどきを味わえる作品で、普段乙女ゲームをプレイしない方にもお勧めできると思います。ぜひプレイしてください。

それでは。

こんにちは。今回は、だいたい月一頻度でお送りしているレビュー以外の番外編として、先週紹介した「ほしのの。」と、世界観を共有する「ごがつのそら。」の繋がりに関する豆知識的な話を書きたいと思っています。両作品を作ったむきりょくかん。さんは私にとって大変思い出深い作者さんなので、作品を何度も読み返しており、その過程で気付いたことなどもあったのでそれについて語っていきたいなあと思っています。普段私は、主に作品を未プレイの方に向けて魅力を伝えられたらなあと思ってレビューを書いていますが、今回の記事は主にプレイ済みの方に向けて書いています。ネタバレが魅力を大きく損なってしまうタイプの作品ではないと思いますが、気にする方は先にプレイしてから本記事を読んでください。

まずは両作品の簡単な紹介です。どちらもすでにレビューを書いているので、詳しくはそちらを読んでください。まずは、作内の時系列で先に当たる「ほしのの。」です。交通事故で両親を亡くしてしまった主人公の川島結城が親戚の和泉家に引き取られ、初めての田舎暮らしに戸惑いながらも従姉の榛奈と交流を深めていくという内容です。ヒロインの榛奈はかわいいし、雰囲気の描写とか季節感もよく感じられる作品です。「ごがつのそら。」は、榛奈の友人である神明みのりの話です。社会人一年目の溝口春樹がたまたま神社でピアノを弾いていたみのりと出会い、境内でぐだぐだ喋っているシーンがほとんどを占める作品で、ほしのの。より甘さ控えめな感じはしますがこちらも素敵な作品です。

さて、この2つの作品の繋がりを考えると、当然ながら唯一両作に登場するみのりに関する部分が多くなります。ほしのの。第4話で夏祭りから帰りたくない榛奈と結城が話している場面で、みのりの話題を出そうとする場面があります。
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「ごがつのそら。」をすでに読んだ方ならお分かりの通り、みのりはお祭りの後に溝口さんに告白されています。私は先に「ほしのの。」から読んだので、この時には知る由もないのですが、のちに再読したときその意味に気付いてにやにやとしていました。

その他にも、第3話でみのりからの電話がかかってくる場面。結城と仲良さげに話すみのりに対して榛奈が驚くシーンがあります。このあとの「あははっ。冗談冗談、結城君は取らないから大丈夫だよ。一応、代わりがいるし」
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"代わり"が誰なのかは言うまでもないですね。ちなみにこのシーンは2006年6月14日。みのりが溝口さんと1年越しに再会し涙を流した2週間後ですね。ラブラブ具合がすごいのも納得。

今さらっと年まで書きましたが、作内の時間で何年なのかまで明かされている作品ってかなり少ないですよね。カレンダー消化型などでも大抵は月日しか表示されないです(曜日から逆算しようと思えばできたりするけど)。本作はこうして年まで書いてあるので、他作品との年代比較が楽しめたりもします。


「ほしのの。」内でのみのりについて匂わせる文は2話にもあります。
「当の神明さんは今年の五月に何かあったらしいが、はるねぇは詳細を教えてくれない。恋愛話だと勝手に予測しているが。」
予測、大当たり。ゆーちゃんは(はるねぇと違って)鋭いですね。


さて、作品内のシナリオの話をしてきましたが、作外にも繋がりを感じさせられる重要な部分が。それが、ごがつのそら。Flash版ページの一番下にある「After Summer Snow, Before Winter Firefly.」です。「ほしのの。」公開前の宣伝として公開されたFlashのようですが、この5分ほどで読めるショートストーリー、かなり好きなんです。作品を読んだ方でもこちらは見てないという方は多いと思うので、オススメしておきます。コアなファンなら読まなきゃ損! ブラウザにRuffle導入でプレイできます。

ところでこのタイトル、直訳すれば"夏の雪の後、冬の蛍の前"となりますね。「はちがつのゆき。」の直後のみのりが榛奈と電話し、「冬蛍」のシーンのある「ほしのの。」への繋がりを示す内容なのでぴったりです。季節外れな要素がどちらにも含まれていたのは、そこまで狙ってのことだったのでしょうか?
(ただし作内時系列でみると冬蛍のほうがはちがつのゆき。より先ですね)


そして忘れてはいけないのが、物語序盤で榛奈が歌う場面。曲が流れたりボイスがあるわけではありませんが、その歌詞は
「ああ物語は いつだって始まっていたんだね つないだ手の先に~」gogatu-hosinono3
これはfokaさんの「カラフル」のサビですね。この曲のピアノ編曲版が「世界が色づき始めるとき」であり、「ごがつのそら。」のテーマでもあるのです。BGMというシナリオ外の要素で繋がりを感じさせるのがなかなか素敵。ちなみにスマホアプリ版では曲が変わっています。
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これは「あたりまえ かわりばえ」ですね。Flash版のエンディングテーマで使われていた曲です。スマホアプリ版ではエンディングでは歌が流れないため、代わりにここで榛奈が歌うんですね。

BGM関連の話はもう一つあり、それは「ほしのの。」エンディングテーマ後のエピローグの場面です。これもFlash版限定なのですが、3回目くらいのプレイ中にこの場面まで来たとき、なんか聞いたことあるよな~と思ったのです。そして閃きました。確かめるために「ごがつのそら。」を起動してぴったり一致したときの気持ちよさはよく覚えています。そう、エピローグのBGM「Someday we find colorful world」は「ごがつのそら。」のメインテーマである「世界が色づき始めるとき」のオルゴール編曲版だったのです。このシーンが大変印象的だったので、この2曲は今でもよく聴きますし、ピアノで演奏したりもします。


というわけで、今回は普段に増して雑多な内容になりましたが、いかがでしょうか。私はこうした、繋がりを感じさせる部分が大好きなので、見つけるたびにとてもうれしくなってしまいます。ちなみに、「ほしのの。」には「ごがつのそら。」以外にも他作品とのつながりのあるシーンがあります。気になったファンの方は探してみても楽しめると思います。

それでは。

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