こんにちは。今回はかげろうさんの「クラスメイズ」のレビューをしていきたいと思います。

ジャンル:学園ホラーローグライクRPG
プレイ時間:クリアまで2時間、エンディングコンプリートまで10時間~
分岐:エンディング3種、ゲームオーバーあり
ツール:RPGツクール
リリース:2019/12
久しぶりのRPGレビューとなります。フラグの立て方によるエンディングの分岐、ゲーム内時間や隊列編成といった独自のシステムなど見所のある作品でしたのでご紹介します。
まず本作のプレイを開始すると舞台となる学校の名前を入力する必要があります。特に単語になっていたりする必要はないので適当に入力しましょう。本当に何でもいいなら「適当」ボタンを使うとランダムな名前を付けられます。そしてその名前に応じてダンジョン化した学校の構造が決まります。つまりランダム生成的な意味合いがあるのです。
ただし同じ学校名を付ければ同じ構造のダンジョンとなるため、完全にランダムになるわけではありません。高評価でクリアしようと思えば事前に構造を熟知していることが前提となったりするため、この仕様をフル活用していくことになるのです。

他にも独自のシステムが多数あるので順にご紹介しましょう。
行動可能になってすぐ気付く点に、常に画面右上に時計が表示されていることでしょう。マップ上を歩いたり戦闘中のターン経過で作内時間も過ぎていきます。本作では作内時間が攻略に重要な意味を持っており、レベルや体力といったRPGおなじみのリソースと同等以上の存在感があります。
では時間がどのようにゲームに影響してくるかです。まず分かりやすいものに時限イベントがあります。ゲーム開始が午後9時、そこから午前5時に夜が明けるまでにクリアしなくてはなりません。それだけでなく、特定の時刻までにイベントを発生させると分岐があったり、ボスが移動したり仲間候補が死んでしまったりといった重要な要素を担っています。さらに時間が経過するほどザコ敵が強くなるので攻略のためにはいかに無駄なく行動していくかが大切になってきます。

仲間は最大6人なのですが固定された主人公は存在せず、ゲーム開始時に1人を選択して初期メンバーとするシステムになっています。キャラごとに異なる特殊能力があるので攻略感も若干変わってくるでしょう。主人公を選んだら順に残りのメンバーを仲間に加えていって戦力増強とイベントのクリアを狙っていくわけですが、既に仲間になっているメンバーや時刻によって特定の仲間を見つける条件が変わったり不可能になったりするのも重要です。加入の有無によって発生する会話イベントが変わったりという部分もよく作りこまれています。
戦闘面においては、「隊列」機能が特徴的です。前衛と後衛それぞれ3人割り振ることができ、後衛は通常攻撃ができない代わりに敵に直接攻撃もされないといった縛りがあります。物理キャラを前衛、遠距離攻撃手段を持つキャラを後衛に置くのが基本になるでしょう。さらにこの隊列によってパーティーの行動順が変わったり回復技の効果範囲が限られたりするため、この隊列も戦略の重要な要素となります。
これまでの説明やスクリーンショットでもある程度察したかもしれませんが本作の雰囲気はかなりシビアです。突然ダンジョン化した学校に閉じ込められた生徒たち、厳しい時限イベントを乗り越えなければ死亡してしまう仲間だったり、襲い掛かってくる謎の怪物などなど。そんな環境の中で主人公たち6人がちゃんと中学生らしいキャラクター性や会話イベントをしているのを見ると対比でなんかほのぼのとして感じられます。
謎の大クモだったり理科室の人体模型だったりが襲ってくるホラー全開の世界観の中で、このように和むイベントが挟まれていくのは作者さんによるうまい調整のように感じています。私はホラー耐性があまり高くないのでずっとホラーが続くと疲れちゃうんですよね。そんな中で主人公が等身大の中学生であるように感じられると頑張れって気持ちになるし、探索やレベル上げのモチベーションもわいてきます。
この部分は非常に凝っているようで、最初に選択した主人公ごとにエンディング後のイベントがあったりクリア実績が得られたりといったコンプ欲を掻き立てるシステムも導入されています。さらにはTrueエンド到達時カップリングイベントもあり。総計で実績数は44もありコンプリートしようとすると相当大変だと思います(私もコンプはまだです)。

本作の難易度についてですが、全体的に高いといってよいでしょう。まったく構造の壊れた学校内を探索することになり、初見の状態では理不尽な実質即死トラップを踏む可能性も高いので最初のうちはゲームに慣れることを目的にするぐらいでちょうどいいでしょう。
高難易度の代わりに本作はヒント機能が充実しており、実績の解除数に応じてタイトル画面のExtraからヒントを閲覧することができるようになります。初心者向けの内容、Trueエンドを目指す人向けの内容、クリアした人向けの内容など細かく分かれており親切。あとがきや裏話的な内容や音楽モードもあったりとおまけ要素のかなりしっかりとした作品になっていると感じます。
そんなヒントを見ていけばひとまずノーマルエンド(Exit no.3)到達は達成できるようになるでしょう。問題なのはそこから先です。Trueエンド(Exit no.1)に行くためにはシビアな時間制限を乗り越え追加でボスを倒して謎解きする必要があるのです。完全自力攻略はかなり難しいと思いますので、本編中の謎解きに詰まったらどんどんヒントを聞きに行くのをお勧めします。私は7つの追加ボス中2個の謎解きがわからずヒントを見ました。そして最後にもうひとひねりあって舞台がこの中学校である意味が明らかになります。ストーリー的にも決着がついてめでたしめでたしという内容になっているのでぜひここまでプレイしてほしいですね。このストーリーの内容についてはネタバレのため細かく触れませんが、なぜ閉じ込められてしまったのかやノーマルエンドの結末を踏まえた内容となっていてすっきりできる内容になっていると思います。
普通ここで終わりかと思うのですが、本作ではさらにその先、裏エンド(Exit no.2)が存在しています。これはめちゃくちゃ難しいです。到達条件は私はすんなり発見できたのですが、それに至る戦闘が非常に難しい。何度も試行錯誤して適切な隊列や装備を見つけたうえで最適な戦略をとっていく必要があります。裏ボス専用のギミックも用意されておりその解明も必要です。私はこれのクリアに丸1日かけました。

裏ボス完全撃破すると「卒業」の称号がもらえるらしいです。大変だったよ…
というわけで今回は「クラスメイズ」のご紹介でした。
いくつもの凝ったシステムや豊富な会話イベントなど見所たっぷりですのでぜひプレイしてみてください。実績埋めや高評価クリアなどやりこもうと思ったらめちゃくちゃボリュームがあります。オリジナルのサウンドやその解説もうれしいですね。
それでは。

ジャンル:学園ホラーローグライクRPG
プレイ時間:クリアまで2時間、エンディングコンプリートまで10時間~
分岐:エンディング3種、ゲームオーバーあり
ツール:RPGツクール
リリース:2019/12
久しぶりのRPGレビューとなります。フラグの立て方によるエンディングの分岐、ゲーム内時間や隊列編成といった独自のシステムなど見所のある作品でしたのでご紹介します。
まず本作のプレイを開始すると舞台となる学校の名前を入力する必要があります。特に単語になっていたりする必要はないので適当に入力しましょう。本当に何でもいいなら「適当」ボタンを使うとランダムな名前を付けられます。そしてその名前に応じてダンジョン化した学校の構造が決まります。つまりランダム生成的な意味合いがあるのです。
ただし同じ学校名を付ければ同じ構造のダンジョンとなるため、完全にランダムになるわけではありません。高評価でクリアしようと思えば事前に構造を熟知していることが前提となったりするため、この仕様をフル活用していくことになるのです。

他にも独自のシステムが多数あるので順にご紹介しましょう。
行動可能になってすぐ気付く点に、常に画面右上に時計が表示されていることでしょう。マップ上を歩いたり戦闘中のターン経過で作内時間も過ぎていきます。本作では作内時間が攻略に重要な意味を持っており、レベルや体力といったRPGおなじみのリソースと同等以上の存在感があります。
では時間がどのようにゲームに影響してくるかです。まず分かりやすいものに時限イベントがあります。ゲーム開始が午後9時、そこから午前5時に夜が明けるまでにクリアしなくてはなりません。それだけでなく、特定の時刻までにイベントを発生させると分岐があったり、ボスが移動したり仲間候補が死んでしまったりといった重要な要素を担っています。さらに時間が経過するほどザコ敵が強くなるので攻略のためにはいかに無駄なく行動していくかが大切になってきます。

仲間は最大6人なのですが固定された主人公は存在せず、ゲーム開始時に1人を選択して初期メンバーとするシステムになっています。キャラごとに異なる特殊能力があるので攻略感も若干変わってくるでしょう。主人公を選んだら順に残りのメンバーを仲間に加えていって戦力増強とイベントのクリアを狙っていくわけですが、既に仲間になっているメンバーや時刻によって特定の仲間を見つける条件が変わったり不可能になったりするのも重要です。加入の有無によって発生する会話イベントが変わったりという部分もよく作りこまれています。
戦闘面においては、「隊列」機能が特徴的です。前衛と後衛それぞれ3人割り振ることができ、後衛は通常攻撃ができない代わりに敵に直接攻撃もされないといった縛りがあります。物理キャラを前衛、遠距離攻撃手段を持つキャラを後衛に置くのが基本になるでしょう。さらにこの隊列によってパーティーの行動順が変わったり回復技の効果範囲が限られたりするため、この隊列も戦略の重要な要素となります。
これまでの説明やスクリーンショットでもある程度察したかもしれませんが本作の雰囲気はかなりシビアです。突然ダンジョン化した学校に閉じ込められた生徒たち、厳しい時限イベントを乗り越えなければ死亡してしまう仲間だったり、襲い掛かってくる謎の怪物などなど。そんな環境の中で主人公たち6人がちゃんと中学生らしいキャラクター性や会話イベントをしているのを見ると対比でなんかほのぼのとして感じられます。
謎の大クモだったり理科室の人体模型だったりが襲ってくるホラー全開の世界観の中で、このように和むイベントが挟まれていくのは作者さんによるうまい調整のように感じています。私はホラー耐性があまり高くないのでずっとホラーが続くと疲れちゃうんですよね。そんな中で主人公が等身大の中学生であるように感じられると頑張れって気持ちになるし、探索やレベル上げのモチベーションもわいてきます。
この部分は非常に凝っているようで、最初に選択した主人公ごとにエンディング後のイベントがあったりクリア実績が得られたりといったコンプ欲を掻き立てるシステムも導入されています。さらにはTrueエンド到達時カップリングイベントもあり。総計で実績数は44もありコンプリートしようとすると相当大変だと思います(私もコンプはまだです)。

本作の難易度についてですが、全体的に高いといってよいでしょう。まったく構造の壊れた学校内を探索することになり、初見の状態では理不尽な実質即死トラップを踏む可能性も高いので最初のうちはゲームに慣れることを目的にするぐらいでちょうどいいでしょう。
高難易度の代わりに本作はヒント機能が充実しており、実績の解除数に応じてタイトル画面のExtraからヒントを閲覧することができるようになります。初心者向けの内容、Trueエンドを目指す人向けの内容、クリアした人向けの内容など細かく分かれており親切。あとがきや裏話的な内容や音楽モードもあったりとおまけ要素のかなりしっかりとした作品になっていると感じます。
そんなヒントを見ていけばひとまずノーマルエンド(Exit no.3)到達は達成できるようになるでしょう。問題なのはそこから先です。Trueエンド(Exit no.1)に行くためにはシビアな時間制限を乗り越え追加でボスを倒して謎解きする必要があるのです。完全自力攻略はかなり難しいと思いますので、本編中の謎解きに詰まったらどんどんヒントを聞きに行くのをお勧めします。私は7つの追加ボス中2個の謎解きがわからずヒントを見ました。そして最後にもうひとひねりあって舞台がこの中学校である意味が明らかになります。ストーリー的にも決着がついてめでたしめでたしという内容になっているのでぜひここまでプレイしてほしいですね。このストーリーの内容についてはネタバレのため細かく触れませんが、なぜ閉じ込められてしまったのかやノーマルエンドの結末を踏まえた内容となっていてすっきりできる内容になっていると思います。
普通ここで終わりかと思うのですが、本作ではさらにその先、裏エンド(Exit no.2)が存在しています。これはめちゃくちゃ難しいです。到達条件は私はすんなり発見できたのですが、それに至る戦闘が非常に難しい。何度も試行錯誤して適切な隊列や装備を見つけたうえで最適な戦略をとっていく必要があります。裏ボス専用のギミックも用意されておりその解明も必要です。私はこれのクリアに丸1日かけました。

裏ボス完全撃破すると「卒業」の称号がもらえるらしいです。大変だったよ…
というわけで今回は「クラスメイズ」のご紹介でした。
いくつもの凝ったシステムや豊富な会話イベントなど見所たっぷりですのでぜひプレイしてみてください。実績埋めや高評価クリアなどやりこもうと思ったらめちゃくちゃボリュームがあります。オリジナルのサウンドやその解説もうれしいですね。
それでは。



