今回は、今門楽々さんのギワク★ラヴァーズをご紹介します。

ジャンル:2人の視点から見るラブコメノベルゲーム
プレイ時間:両方の視点から読んで20分程度
分岐:なし
ツール:WOLF RPGエディター
リリース:2018/5
前回はほんのり心温まる系の優しいお話でしたが、今度は王道のラブコメです。
はじめからをクリックするとまず青井明太と白銀小百合の2人から主人公を選ばされます。この2人は付き合っていてデートをするのですが、それをどちらの視点から見るかを選べるわけです。2周して両方読むことで、片方から見ただけではわからなかったもう一人の思いも分かり、2人の考えていることがちょうどすれ違っているのが笑いを誘う、ラブコメにぴったりの仕様です。クリア後に2周目をプレイすると、1周目では描写されなかったヒロインの視点も時々挿入されて物語が補完されるといった仕掛けの作品はいろいろありますが、最初からどちらの視点でもOK、しかもすべてのシーンで両方の視点が用意されているといった仕様は見たことが無く、斬新に思えました。ちなみに、私は明太視点を先に読みましたが、どちらから読んでも楽しめると思います。

本作のあらすじは、付き合ってはいるけれどもお互いに相手の気持ちが自分に向いているか不安な明太と小百合が、相手の気持ちを確かめるためにダブルデートをするという一文で説明できます。作内の時間もほぼ1日のみの短い作品なのでやや物足りなさを感じましたが、その中でクスリと笑えるシーンがいくつもありました。明太が先輩である姫に対して失礼な口を利くところとか、殴りかかってきた連と姫が返り討ち(?)にされるところとか。そして最後。まさに"要介護夫婦"ですね。本人たちからしたら本気で悩んでいることでも、はたから見たらあまりに滑稽で笑えてしまいます。普段私はどんなバカップルを見ても微笑ましいなと感じるタイプなのですが、本作の明太と小百合に関しては「リア充爆発しろ!」と思ってしまいました(これもう死語か?)
さて、明太視点のときは、冒頭で小百合に対して不信を抱く理由が明らかになります。しかし小百合視点でははっきりしした理由がなさそうなので、何でそこまで不安になっちゃったんだろうかとやや疑問に思いましたが、全体がコメディ調なので気にせずに流してしまえる範囲でしょう。
珍しくウディタ製のノベルゲームですが、システムがしっかりとノベルゲーム用に作り込まれておりプレイするに際してストレスを感じることはありません。オートモードやスキップはもちろん、文字表示速度の変更まで可能です。
短い時間でサクッと楽しめる作品なので、ラブコメ好きの方にお薦めです。
それでは。

ジャンル:2人の視点から見るラブコメノベルゲーム
プレイ時間:両方の視点から読んで20分程度
分岐:なし
ツール:WOLF RPGエディター
リリース:2018/5
前回はほんのり心温まる系の優しいお話でしたが、今度は王道のラブコメです。
はじめからをクリックするとまず青井明太と白銀小百合の2人から主人公を選ばされます。この2人は付き合っていてデートをするのですが、それをどちらの視点から見るかを選べるわけです。2周して両方読むことで、片方から見ただけではわからなかったもう一人の思いも分かり、2人の考えていることがちょうどすれ違っているのが笑いを誘う、ラブコメにぴったりの仕様です。クリア後に2周目をプレイすると、1周目では描写されなかったヒロインの視点も時々挿入されて物語が補完されるといった仕掛けの作品はいろいろありますが、最初からどちらの視点でもOK、しかもすべてのシーンで両方の視点が用意されているといった仕様は見たことが無く、斬新に思えました。ちなみに、私は明太視点を先に読みましたが、どちらから読んでも楽しめると思います。

本作のあらすじは、付き合ってはいるけれどもお互いに相手の気持ちが自分に向いているか不安な明太と小百合が、相手の気持ちを確かめるためにダブルデートをするという一文で説明できます。作内の時間もほぼ1日のみの短い作品なのでやや物足りなさを感じましたが、その中でクスリと笑えるシーンがいくつもありました。明太が先輩である姫に対して失礼な口を利くところとか、殴りかかってきた連と姫が返り討ち(?)にされるところとか。そして最後。まさに"要介護夫婦"ですね。本人たちからしたら本気で悩んでいることでも、はたから見たらあまりに滑稽で笑えてしまいます。普段私はどんなバカップルを見ても微笑ましいなと感じるタイプなのですが、本作の明太と小百合に関しては「リア充爆発しろ!」と思ってしまいました(これもう死語か?)
さて、明太視点のときは、冒頭で小百合に対して不信を抱く理由が明らかになります。しかし小百合視点でははっきりしした理由がなさそうなので、何でそこまで不安になっちゃったんだろうかとやや疑問に思いましたが、全体がコメディ調なので気にせずに流してしまえる範囲でしょう。
珍しくウディタ製のノベルゲームですが、システムがしっかりとノベルゲーム用に作り込まれておりプレイするに際してストレスを感じることはありません。オートモードやスキップはもちろん、文字表示速度の変更まで可能です。
短い時間でサクッと楽しめる作品なので、ラブコメ好きの方にお薦めです。
それでは。
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