フリーゲームの森

フリーゲームのレビューブログです。 ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心にお勧めの作品を紹介します。
初めての方は、ぜひごあいさつをご覧ください。評価の基準については、レビューについてに記してあります。
記事一覧ページを作りました。記事探しはこちらから。Twitterはこちら。リンク等はご自由にどうぞ。
YouTube始めました。フリーゲーム攻略動画などを投稿してます。

その他

先週の土日にコミックマーケットが開催されましたね。以前から1回行ってみたいなあと思って機会をうかがっていたのですが、今回Twitterで相互の方とかレビューで扱った方がサークル参加されるという情報をいろいろと聞いたので、ついに行ってきました。本記事はその感想などとなります。
bigsite


さて当日、雨が降ったりやんだり微妙な天気でしたが無事に東京ビッグサイトにたどり着きます。そこで見たのは駅から会場まで続く長い行列と案内を行うスタッフの方々。2月にコミティアに行ったので駅から会場までの道などは分かっていましたが、その時とは全く違う光景が広がっていました。

さらに会場は東・西・南の3か所に大別され、各会場に出展サークルがぎっちりと詰まっているのを見るとこのイベントの規模の大きさを感じます。私が興味のあるのはオリジナルの同人ゲームで、西会場の端っこにまとまっているようだったためまずそこに直行しました。


会場で最初に見つけたのは未来色原石の浦田一香さん。コミティアで少しだけお話ししたのでお会いするのは2回目でした。本ブログでは「あなたの命の価値リメイクver2」のレビューを掲載しています。
今回は「人生はつづくよ、どこまでも」の頒布ということでしたが、私はノベコレからDLしてプレイ済みだったので、頒布物は頂かずにまた他のサークルを探すことにしました。

次に見つけたのは会場の一番隅にいたぱすてぃぶソフトの一ツ屋成貴さんです。新作の「魔女をたずねてコンビニバイト」と前作の「委員長は僕の救世少女」を頒布していました。嬉しいことに私のことも認知されていたようで、レビューの話とか「親愛なる彼女の痕跡」の話とかもできました。
今回頒布されていた2作品はどちらもプレイ済みだったのでこちらもパッケージ版は頂かずにご挨拶してお別れしました。でもせっかくだからパッケージを1部頂いていくのも良かったかな?


次はえるりんごさんのスペースに行きます。ビジュアルノベルオンリーで知ったサークルさんで、今回もM.Mさんがいらっしゃいました。「ぽんぽんランド」を無料配布されていたので1部頂きました。帰った後最初にプレイしたのですが、闇落ちしていた前作「神絵師養成所」とは違った変態コメディ?になっていて私の好みでした。望くんルートおまけのアレは私もさすがに擁護できないよ…
あとビジュアルノベルオンリーの寄せ書きが展示されていて良いな~と思いました。

ところでビジュアルノベルオンリー開催プラットフォームであったpictSQUAREで個人情報流出騒動がありましたが大丈夫ですかね…?
もしパスワードやIDを使いまわしている方がいたら速攻で変更してくださいね。Twitterの連係解除もお忘れなく(私は翌日気が付いて解除済みです)。

その後はもう順番は忘れたのですが、Cynical HoneyさんやChloroさん、ポロンテスタさんなど私がレビューを掲載した方には(たぶん)全員挨拶できました。それぞれ「終わりの鐘が鳴る前に Chapter.1」「西暦2236年の秘書」「道徳ビデオ」がとても良かったので、今回購入したものもプレイするのを楽しみにしています。
そしてたんすかいさん、セイランソフトさん、Nonlinearさんなど過去作をプレイしたことがある作者さんのところに向かいます。cream△さんのところではちょうどつばさお座りアクスタが最後の1個だったので新作「残余の羊」と一緒に頂いていくことにしました。
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その後はおすすめ同人紹介さんの同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2022(通称どげざ)で見かけて気になっていた作品(イハナシの魔女灰色の夜が明けたとき)を見に行きました。「灰色の夜が明けたとき」の白砂庵さんのところにはどげざ2022の表彰状が飾ってあったのを見られたのも良かったです。

これで一応事前に見ようと思っていたサークルさんは全部見たことになるので、あとはふらっと適当に見に行きたいのですが、その時の丁度いい指標になったのがセイランソフトさん、STailさんが企画されていた「同人縁日」でした。企画参加サークルでチケットがもらえ、他のサークルで使うと100円引きになったりノベルティなどの特典があるというものです。参加サークルさんがお互いに宣伝し合っていて、私も自然に参加サークルへ足が向きました。お祭り感が増して一般参加の側としても楽しかったので次の機会があればまたやってほしいですね。


ゲームエリアを大体見終わって、目的は果たしたのですがせっかくの機会なので他のエリアも歩いてきました。イラスト集などはかなりの人気ジャンルなんだなと感じましたし、東ホールなどでは私には全然分からない分野の同人誌もたくさん並んでいて、幅広いものだなと圧倒されました。
全くの想定範囲外だったのですが、私のリアルでの知人が鉄道の同人誌を出している可能性があることが発覚したので行ってみたらどうも本人のようでびっくり。買って読んでみましたが難しくて良く分からなかった…

最後に南ホールで企業ブースやコスプレなどを見に行くことに。コスプレはみんなすごい格好しているなと思ったのですが、元ネタが全然わからなくていまいちピンとこず。推しの子とNARUTOだけ分かりました。

企業ブースは一つ一つのブースが大きくて、巨大な展示やグッズ販売、撮影会的なことをしているところもあってこちらも活気にあふれていました。残念ながらこちらも私が分かる内容がほとんどなかったので1周歩いて帰ってきました。


そんなこんなでもう午後4時前になっていたので帰ることにします。会場から駅までずらっと並んだ行列に、これだけの人数がこの会場に来ていたんだなあと感じます。結局ゆりかもめに乗るまでに20分くらいかかりました。

senrihin
↑今回入手した作品たち

今回初めてコミケに行ってみて、やはり規模の大きさが桁違いだなと感じました。コミティアは会場外の交通整理とかなかったし、コンビニに待機列ができていたりはしなかったしなあ。これを2日間やっているというんだからすごいです。1日目は天気も悪くなかったようですし、さらに盛り上がっていたのでしょうか?

あとはいつ見てもクラシックショコラさんのところに行列ができていて、有名サークルはすごいなあと思いました。NOeSIS未履修なので今回はいいやと思って並ばなかったのですが、そのうちプレイしてみたいですね。


ちなみに私は会場に向かう時に熱中症対策のためのペットボトルを(500mlで)3本用意していたのですが、全然足りませんでした。会場の熱気もすごいですしあっという間に飲み干してしまい、会場で追加で3本買っています。皆さんもお気を付けを!

というわけで今回はここまでです。
今回入手した作品も順番にプレイしていきたいと思います。Twitterにも何か書くかも。

それでは。

こんにちは。今回は攻略記事となります。

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攻略するゲームはこちら、iOS/Android向けにリリースされているアプリ、「棒消しボンバー!」になります。以前レビューした「おもいをつたえるプログラム」のGigabitさん作成です。
ダウンロードは以下からどうぞ。
iOS版/Android版

なお当然ですが、本記事はネタバレが多数ありますので、自分で勝ち方を考えたい方は見ないようにしてください。


さて、ルールを簡単に説明しましょう。こんな感じです。
  1. 盤面にいくつかの棒が並んでいる
  2. 2人のプレイヤーが交互に棒を消していき、最後の1個を消した方が負け
  3. 一度に消せる棒の数に制限はないが、同時に消せるのは同じ段にある棒に限る
  4. すでに消された棒をまたいで消すこともできない
  5. (爆弾ありルールの場合)盤面に存在している爆弾に触っても負け
文章だと分かりにくいので、こちらの公式紹介動画もどうぞ。(といってもゲームの途中しか映していない動画なので全体の流れが分かりませんが)


さて、今回の記事はこのゲームの爆弾なしルールにおける必勝法を解説することを目的としています。(爆弾ありルールの場合、爆弾がどこに行くかが不明なため必勝法はありません)
分かりやすい書き方を心がけますが、最低限必要な知識としてビットごとの排他的論理和という概念が必要なので先に解説します。高校の数学か情報くらいの知識があると分かりやすいと思います。
ビットごとの排他的論理和に関する解説(クリックで展開)
2進法の解説 コンピュータの中では、数字は全て0と1のみで表されているというのを聞いたことがある方も多いでしょう。我々が普段使っている数字は10進法で表記されています。1,2,3...と数えていって、9の次で繰り上がりをして10になるため10進法と呼ばれます。2進法は2で繰り上がりが起こります。1の次ですぐに繰り上がりが起こるので10。次は11。その次はまた繰り上がりが起こりますが、さらに次の位も繰り上がるので結局100になります。このような体系で表記された数字が2進数です。 10進法と2進法を比較すると下の表のようになります。
10進法12345678910
2進法11011100101110111100010011010
この2進法の一桁をビットと呼びます。
ビットごとの排他的論理和 ビットごとの排他的論理和とは、2進法で表記してさらに繰り上がりが起こらないような変わった足し算のことです。例えば1+1は我々の慣れ親しんだ10進法なら2ですが、2進法では繰り上がりが起こって10になります。そこで繰り上がりが起こったところを無視すると0になります。これが排他的論理和です。この記事では、記号⊕で表すことにします。ちなみに、多くのプログラミング言語では記号^で表します。
いくつか例を挙げましょう。10進法に直すとどうなるかをかっこ内で記載してます。
  • 1⊕1=0 (1⊕1=0)
  • 1⊕0=1 (1⊕0=1)
  • 100⊕110=10 (4⊕6=2) 3桁目の繰り上がりを無視しています
  • 110⊕101=11 (6⊕5=3) 3桁目の繰り上がりを無視しています
  • 1011⊕111=1100 (11⊕7=12) 1,2桁目の繰り上がりを無視しています
規則性はつかめたでしょうか。
このビットごとの排他的論理和には重要な性質がいくつかあります。まずはxをどのような整数としてもx⊕x=0となることです。また、普通の足し算と同じように、計算の順番を入れ替えても結果は変わらず、0との排他的論理和をとっても値は変わりません。これらの性質はこのゲームを解析するのに大切な役割を果たします。
ここで少しここだけの用語を導入します。同時に消すことができる棒のまとまりを、”塊”と呼ぶことにしましょう。1つのみの棒からなる塊を”孤立した塊”、2つ以上の棒からなる塊を”大きな塊”とします。

さて、これで準備も整ったので結論を述べましょう。本ゲームの必勝戦略は以下の通りです。

  1. 孤立した塊しか残っていない場合
    1つずつ消していくしかないため、既に勝敗は決しています。
    1. 塊が偶数個なら先手必勝
    2. 奇数個なら後手必勝です。
  2. 大きな塊が1つだけ残っている場合
    この場合先手必勝です。孤立した塊の数が偶数個ならば大きな塊から棒を1つだけ残してすべて消せば上の1.iiの状況に持ち込めるので勝てます(後手必勝ということはその時手番の人に勝ち目がないということなので、相手を後手必勝の状況に追い込むのが必勝戦略になります)。逆に孤立した塊が奇数個の時は、大きな塊を全て消せば同じく上の1.ii番の状況に持ち込めるので先手が勝つことができます。
  3. 大きな塊が2個以上残っている場合
    ここでビットごとの排他的論理和が役に立ちます。それぞれの塊に含まれる棒の数を数え、それらすべての数の排他的論理和を取ります。この値をgrundy数と呼ぶことにします(これはもっと厳密な定義のある概念ですが、ここではそこまで触れません)。
    1. grundy数が0である場合後手必勝です。どのような手を打っても勝つことはできません。
    2. grundy数が0でない場合先手必勝です。grundy数が0になるような手を選んで相手に返すことで3.iの状況に追い込むことができ、先手の勝ちになります。


文章では非常に分かりにくいので具体例を見ていきましょう。
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これは初期状態です(青のターンとはプレイヤーのターンです。赤がCPUです)。
この状態は大きな塊が2つ以上あるのでgrundy数を計算します。その値は
1⊕2⊕3⊕4⊕5⊕6=7>0
となるので先手必勝です。例えば一番下の段から5個の棒を消すとgrundy数を
1⊕2⊕3⊕4⊕5⊕1=0
とすることができ、必勝手順(の1つ)となります。
grundy数の値を0にする手の見つけ方については下記で紹介します。
boukesi5続いてこちらの場合、大きな塊が1つだけ残っています。
孤立した塊は2個で偶数ですので、大きな塊から1つだけ棒を残して消し、相手に手番を渡すのが必勝戦略になります。
boukesi3この状態は大きな塊が2つ以上あるのでgrundy数を計算します。
1⊕3⊕2⊕3⊕1⊕2=0
となるので、残念ながらこの局面は(相手が適切な手を打つと)必敗です。勝ち目はありません。



以下は上の戦術が必勝法であることの証明になります。
この手の議論に慣れていない方には難しく感じられると思いますが、興味のある方はぜひ読んでみてください。

今回も1つ前提知識が必要になりますのでその解説から入ります。数学的帰納法です。
数学的帰納法の解説 私の時は高校の数学Bで習いました。自然数に関する性質を証明するときの強力な道具となります。ここで、自然数とは0より大きい整数のこととします。
P(n)を自然数nに関する性質(なんでもいい)とします。このP(n)について以下のことが分かっているとします。
  • P(1)は正しい
  • P(k)が正しいとしたら、P(k+1)も正しい
この時、すべての自然数nに対してP(n)が成り立つというのが数学的帰納法です。

例を挙げましょう。
P(n)を、「1+2+4+…+2n = 2n+1-1」という主張とします。
n=1のときP(1)は「1+2 = 4-1」となってこれは明らかに正しいです。
またP(k)が正しいと仮定します。すると1+2+4+…+2k = 2k+1-1が成り立ちますが、
1+2+4+…+2k+1 = (1+2+4+…+2k)+2k+1 = 2k+1+2k+1-1 = 2(k+1)+1-1
が成り立ち、これはまさにP(k+1)が正しいことを示しています。以上のことより、すべての自然数nに対してP(n)が正しいことが示せました。

また、数学的帰納法はよくドミノ倒しに例えられます。
いちばん最初のドミノが倒れる(P(1)が正しい)ことが分かり、さらにk番目のドミノが倒れたら必ずk+1番目のドミノも倒れる(P(k)が正しいならばP(k+1)も正しい)のが分かっているならば、ドミノは止まることなく倒れ続け、全て倒れることが分かるでしょう。
それでは証明に移っていきたいと思います。
まずは孤立した塊しか存在しない場合です。これは明らかでしょう。一気に2個以上の棒を消すことはできませんから、お互いに1つずつ消すほかなく、奇数個の場合先手の人が最後の1個を消すことになり、偶数個の場合後手の人が最後の1個を消すことになります。
大きな塊が1個の場合も簡単です。大きな塊から1個を残すか全て消すかを適切に選べば、孤立した塊のみが奇数個ある状況に相手を追い込むことができます。
難しいのは大きな塊が2個以上ある場合です。次のような段階に分けて証明します。
  1. grundy数が0の場合、次にどのような手を打ってもgrundy数を0にすることができない
  2. grundy数が1以上の場合、上手い手を選ぶことでgrundy数を0にすることができる
  3. iiの手によって大きな塊が1個以下になってしまうことはない
  4. 上の3つから数学的帰納法によって必勝戦略の正しさを証明する
少し長くなるので折りたたみます。
「grundy数が0の場合、次にどのような手を打ってもgrundy数を0にすることができない」の証明 grundy数が0である盤面において、塊に何個の棒が含まれているかを表す数の組を(x1,x2,...,xn)とします。今後このような数の組を、”盤面の状態”と呼ぶことにします。今、適当な手を考え、それが消した山に対応する数字がx1であるとします(そうでなかった場合、適当に山を並び替えて添え字を入れ替えればよいです)。その手の結果x1がy1とy2になったとします(消した部分の左と右に塊が残ることがあるので2つの数になることがあります。塊が1つのままだったり塊ごと全て消した場合には、y1やy2を0とすることで表現できます)。この状態のgrundy数g'を考えてみましょう。
g'=y1⊕y2⊕x2⊕x3⊕…⊕xn
  =y1⊕y2⊕(x1⊕x1)⊕x2⊕x3⊕…⊕xn   x⊕x=0という性質を使いました
  =y1⊕y2⊕x1⊕(x1⊕x2⊕x3⊕…⊕xn) 計算の順序を入れ替えました
  =y1⊕y2⊕x1  元の状態のgrundy数が0であることを使いました
となることが分かります。

ここでg'が0であったとして矛盾することを示しましょう(背理法)
g'=0とすると、0=y1⊕y2⊕x1の両辺に⊕x1して
x1=y1⊕y2が分かります。ここでx1個の棒がある塊から1個以上の棒を消してy1個、y2個の塊になったのですからx1>y1+y2であることが分かります。(この+は普通の足し算です)
ところで、⊕の定義は繰り上がりを無視した足し算だったため、⊕の結果が普通の足し算より大きくなることはありません。したがって
x1>y1+y2≧y1⊕y2となりx1=y1⊕y2に矛盾します。
以上のことから、grundy数が0の状態からはどのような手を選んでもgrundy数が1以上になってしまうことが示せました。
grundy数が1以上の場合、上手い手を選ぶことでgrundy数を0にすることができる」の証明 盤面の状態を(x1,x2,...,xn)として、そのgrundy数をgとします。
gを2進法で表したときの最も上の位に注目します。この位は1になっているわけですが、⊕では繰り上がりがないためxたちのどれかが同じ位で1になっていることが分かります(その位が全て0だとしたらそのビットごと排他的論理和であるgのその位も0になるはずです)。そのうちの1つを、必要ならば添え字を入れ替えてx1とします。
x1⊕g=yとします。この時x1の山の左端からx1-y個の棒を消すことで状態が(y,x2,...,xn)となり、grundy数を0にすることができます。
y⊕x2⊕x3⊕…⊕xn=0の証明 これは⊕に慣れていれば簡単です。
x1⊕x2⊕x3⊕…⊕xn=g
g⊕x1⊕x2⊕x3⊕…⊕xn=g⊕g   両辺に⊕gしました
(g⊕x1)⊕x2⊕x3⊕…⊕xn=0   g⊕g=0という性質を使いました
y⊕x2⊕x3⊕…⊕xn=0   (g⊕x1)を先に計算しました
となり示せました。
x1の山からx1-y個消せる(0<x1-y≦x1)ことの証明 gの一番上の位とx1の同じ位はどちらも1であることが先ほどの議論より判明しています。したがってg⊕x1の結果その位は(繰り上がりがなくなるため)0になります。そこよりも下の位ではいろいろと値が変わっているかもしれませんが、一番上の位で小さくなっているので、x1>g⊕x1=yであることが分かります。この式を変形し、y≧0を考慮すれば0<x1-y≦x1が得られます。
以上でgrundy数が1以上の状態からは1手でgrundy数を0にできることが示せました。
「iiの手によって大きな塊が1個以下になってしまうことはない」の証明 1度に2個以上の塊から棒を消すことはできないため、大きな塊が2個以上の状態からいきなり0個になることはありません。したがって大きな塊が1個の状態にならないことを示せばよいです。
仮に大きな塊が1個のみの状態になったとして、その状態を(x1,x2,...,xn)とします。並び替えることで大きな塊に対応するものをx1としても良いです。残りは孤立した塊なのでx2以降は全て1です。x1は大きな塊(すなわちx1≧2)なので、1の位よりも左のどこかの位で1になっています。この時他のどのxたちもその位は0であるため、排他的論理和の計算規則よりgrundy数gもその位が1になります。これはg=0に矛盾します。したがってこのようなことは起こりえず、iiの手順に従ってgrundy数を0にすれば大きな塊が2個以上の状態を保つことになることが示せました。
上の3つから数学的帰納法によって必勝戦略の正しさを証明する nに関する主張P(n)を、「盤面に残っている棒の本数がn以下であるようなすべての状態に対して、上の必勝戦略は正しい」とします。P(1)が正しいのは明らかです。棒が1本だけ存在している状態というのは明らかに先手の負けです。
P(k)が正しいとします。この時P(k+1)が正しいことを示します。
盤面に残っている棒の本数がk以下の時はP(k)より必勝戦略は正しいので、ちょうどk+1本の棒が残っている場合のみを考えればOKです。grundy数が0の場合、大きな塊が1個になるかgrundy数が1以上になるような手しか打てません。1個以上の棒を消さなくてはならないので、その状況で盤面に残っている棒の個数はk個以下です。したがってP(k)の仮定より必勝戦略は正しいです。
grundy数が1以上の場合、ii、iiiで示した手を打つことによってgrundy数が0の状態にすることができます。この時盤面に残っている棒の個数はk個以下なので、P(k)より必勝戦略は正しいです。以上より数学的帰納法を用いてすべてのnについてP(n)が正しいことが分かりました。これはつまり、盤面に残っている棒の個数が何個であっても必勝戦略は正しいということなので、示したかったことがようやく示せました。
これで本記事で紹介した必勝戦略の正しさを証明できました。
一応気を付けてはいますが、万一誤りがあった場合は教えてください。


ちなみに、本記事の必勝戦略の思いつき方ですが、ニムという有名なゲームからの類推になります。詳細は割愛しますが、ニムは本ゲームからすでに消された棒を飛び越えて消すことができないというルールをなくし、勝敗を反転(最後の1個を消した人の勝ち)としたゲームです。ニムについてはgrundy数が0になるような手が必勝戦略であることが有名な事実なので、それを本ゲームに応用してみました。詳細はWikipediaなどをご覧ください。


今回はかなり理屈っぽい話になりました。
次回はまたゲームレビューに戻りたいと思います。それでは。

こんにちは。ゴールデンウィークの真っただ中ですね。
今日は直接ゲームには関係ない内容になります。2年前のGWにむきりょくかん。さんの「ごがつのそら。」の舞台であった神明神社へ行ってきた記事を書きましたが、今回また別の作品に出てきた場所へ行ってきましたのでその記録です。


さて、たんしおレモンというブラウザゲーム等を公開されているサイトがあります。私が中学生のころからずっとお世話になっているサイトで、このブログでは、「冒険の時間!」を扱いましたね。そんなたんしおレモンの名作と言えばやはり「すいかが食べたい」でしょう。JavaApplet製のゲームで、セキュリティ上の問題などで現在プレイするのは難しい状況です。
(が、(自己責任で)プレイする方法はあります。この記事などを参考にしてください。JDKとか環境変数の意味が分からない場合は自分で調べるか、私に聞いてもらってもいいです)


このゲームは主人公がオーボン城から冒険を始め、ファンタジー世界を探索しながらすいかを探し求めていくため、実在の地名はほとんど出てきません。おそらく唯一出てくるのが今回私が行ってきた善福寺公園となります。どんなシーンで出てきたかというと、こんな感じ。

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泉の底に帰ってしまったと思われる神竜を呼ぶためにかるび(画面右の少女です)が泉の水を飲み干そうとするシーンで登場したこのセリフ、なかなかインパクトがありました。こうしたナンセンスなギャグ結構好きなんですよね。
ちなみにこの後、うな(画面左のハンバーグです。正体は青ウサギ)の「そりゃまたえらくマイナーな池を飲んだな」というツッコミが入るので、小さめで地元の人しか知らないような池なのかなと思っていたのですが、Googleマップで検索すると普通に出てくるし意外と大きめなようだったので今回行ってみることに。


というわけでJR吉祥寺駅からスタートです。
GWのイベントっぽいものが駅前で行われていて、見物客でにぎわっていました(写真撮ればよかったかな)。

駅前はかなりにぎわっていて大きな店も多いですが、数分歩くとすぐに住宅街になって落ち着く感じ。
北東方向へ歩いておよそ20分程度でしょうか、目的地の善福寺公園に到着です。

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なんかめっちゃ草生えてる~~~

池の水はわりときれいっぽい。


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案内用の立て札とかも立っていて、ちゃんとした公園って感じでした。池は1つじゃなくて2つに分かれているんですね。それぞれ外周が1km弱ほどあり、回るだけでいい感じにウォーキングになりそうです。これだけでかい池の水を飲み干せるなら、牛一頭丸ごと焼肉にして食べてしまっても不思議ではありませんね(?)
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↑牛一頭まるごと食べて膨れ上がったかるび


池の周りを歩いていくと、広いところに花が咲いているのを発見。
私は知らなかったのですが、善福寺公園はスイレンの名所として知られているのですね。高そうなカメラや三脚を構えて撮影している方も何人かいらっしゃいました。
ただまだ開花したばかりといった時期のようで、数もそんなに多くありませんでした。見頃の時期に来たらきれいなんでしょう。

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道路を渡って下の池から上の池へ。貸しボートもあるようで、ボートを漕ぐ人たちもいました。
こどもの日を感じさせる鯉のぼり。
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ランニング等をするには地面が悪い感じでしたが、犬の散歩をしている人はたくさんいました。
遊具で遊ぶ子供たちもいて微笑ましくていい感じ。


さて、合計5kmくらいは歩いたのでベンチで少し休憩していきます。5月上旬ですでに汗ばむ陽気、と言ったら少し大げさかもしれませんが、かなり暖かい日でしたので、池の近くの日影が気持ち良かったです。





ところで、すいかが食べたいと同じくたんしおレモンさんが出している大作RPG「突撃!隣の赤ずきん」(現在はスマホアプリ版のみプレイ可)ではこんな人物が登場。
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善福寺川ロナン!! どう考えても(見た目を含めて)江戸川コナンだろ!
町長の家の倉庫から魔王の血が盗まれた強盗殺人事件の推理を披露してくれますが、本家よりかなりポンコツな様子。

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おい、なんか違うの混ざってるぞ!
しかも2重に間違ってるし…同人だからこそのやりたい放題のパロディネタ、好きです。


というわけで(?)、最近話題になっている名探偵コナンの映画を観てきました。
テレビで見たとかを含めれば一応コナンの映画は全部観ているのですが、今年のはかなり面白かったように思います。人間ドラマとしても良く描けているし、灰原の生還に向けて多くの人が協力して自分のできることを全力でやるという展開は見ていて気持ちいいです。ミステリー要素はいつもより薄めだったような気もするかも。アクションシーンがやりすぎなのはいつものことですね。
ただ、映画の中で最低限の説明はあるにしても、テレビアニメか漫画で黒の組織に関連する話を知っていないと理解が難しいシーンもあるかも。

↓買ったパンフレット
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そういえば私は最近アニメを全然見ていなかったのですが(コナンの映画だけ見ていた)、今期久々に友人に勧められて、アニメ「推しの子」を見てます。日常コメディみたいな感じなのかな~と思っていたら予想を裏切る展開が続き、ミステリー的な部分とか芸能界の内情みたいな部分のリアルっぽさが感じられて面白いなと思っています。
アニメを見るというのは、ゲームをプレイして自分で物語を進めていくのに比べて没入感が得にくいと感じているのですが、シンプルに物語として面白そうなのでこれからの展開に期待しています。



色々話が散らかりましたが今回はここまでです。
皆さんもぜひゲームの舞台の地に行ってみては?

こんにちは。
明日3/6で私のブログが開設2周年になるので振り返りとか、私が普段どうやってプレイする作品を探しているかなどこれまであまり書いていなかったことについて書いてみたいなと思います。

2年間でレビューした作品は71本。そのうちおよそ3分の2に当たる47本がノベルゲームです(複数のカテゴリーに該当している作品もあるので厳密ではないですが)。当初の想定よりノベルゲームの比率が高いですがこれが現在の私のプレイする作品の傾向ということでしょう。去年も似たこと書いてますね。

さて、タイトルに書いたことについて書いていきましょう。
私はフリーゲームを好んでプレイしているわけですが、公開されているフリーゲームは本当に数が多く、そもそも存在すら知らないものが大多数です。それらの作品たちとの出会いを求めて日々情報収集しています。出会いの経路を分類するとだいたいこんな感じ。

  1. ふりーむ夢現ノベコレ等の配布サイトから直接面白そうな作品を探す。
  2. レビューサイト等他人の評判を見て探す。
  3. 過去にプレイして好きになった作者の作品を能動的に探す。
  4. SNSなどで流れてきた情報を受け取る。


まあ当然と言えば当然のことです。それぞれ見ていきましょう。

①配布サイトから直接

主に新着一覧を探します。他人の評価などが介在しない状態、事前情報がゼロの状態からプレイすることになることが多くなるので、これで面白い作品に出合えた時は自分の選球眼も良かったなあという気持ちになれるしフリーゲームをやっていて一番嬉しい瞬間の1つです。自分に合わない作品も多く、”あたり”に出会える確率が低い方法ではあるのですが、その分刺さる作品を見つけたときの喜びもまた一段と大きいです。

ランキングはほとんど上位の顔ぶれが固定されているし、どうせランキング以外の所でもたくさん目に入るのでわざわざ見に行くことは少ないです。夢現の週間ランキングは結構入れ替わりもあるので時々見るかなというくらい。夢現は他にも雰囲気別とかシステム別の分類もあって他サイトではあまり見られない検索機能の充実ぶりなのでその辺を主に見ています。ノベコレだとフェス参加作をランダムに見るなどもこれに入りますね。ふりーむだと新着一覧と、あとはたまにトップページから珍しめのタグで検索してみるくらいでしょうか。「19℃」はRen'Pyタグで検索して見つけた覚えがあります(当時は使用作品が片手の指で数えられる程に珍しいツールでした)。

配布サイトから直接見つけた作品ですごく好きなのは、まずはノベコレの「そのサークル、地雷ですよ?」が思い浮かびます。2019年のティラノフェス参加作ですが私が見つけた時点で1件しかコメントが付いておらず、とても人気作と呼べる状態ではありませんでした。しかしプレイしてみたら本当に面白い。天然姉と毒舌妹の掛け合い、同人サークルの”地雷”たちのキャラの濃さ、そして手作り感あふれる全体の雰囲気と、それを活かした終盤の熱い展開。大人気作に全く劣らないその魅力に目を奪われました。結局本作は準グランプリを受賞。応援していた作品が受賞する喜びを感じるとともに、ノベコレのコメント数は作品の魅力との相関は低く、作者の交流幅を強く反映するという見方を強くしました。

夢現で見つけた「PROTOCOL」もいい作品でした。ランキング上位には入っていなかった気がしますが、練られた世界観と美しいグラフィック、独自の探索システムとそれを活かしたギミック、それを乗り越えた後の感動的な展開とあらゆる分野で高水準な作品です。
ふりーむだと「あなたの殺し方」との出会いをよく覚えています。新着一覧で異彩を放っていたこのタイトル。プレイしてみると確かにグロテスクなシーンもあります。しかしそれを上回るほどに温かい結末と舌を巻く独自のギミックが存在していたのです。短編ながらしっかりした流れと結末のある良作でした。


②レビューなどを見て探す

作品の面白さを解説してくれた記事などを読むと、プレイ前の期待感もアップ、実際に面白い作品に出合える確率も高くなる方法だと思います。特に自分と好みの合いそうなレビュワーさんを見つけると非常に嬉しい。その人の紹介している作品をとにかくやってみるだけで面白い作品に出合いやすくなります。

私の場合久住女中本舗さんがそれでした。「夏ゆめ彼方」であったり、「be alive(18禁)」であったり、「死に至る病」であったり。これらの名作に出会うまでの道案内をしてくれました。現在はほぼ更新停止状態なのが残念ですが、レビュー記事数が半端ないのでまだまだ私は未プレイの作品がたくさん紹介されています。

その他によく見ているレビューサイトと言えばNaGISA netさんは外せないでしょう。あの質と量のレビューを1000本以上も書くのは並大抵のことではないです。私もレビューを書き始めて、全く敵わないなあと思うところです。あとはM.Mさん、おすすめ同人紹介さん、ノベルゲーム以外も含むと扇風機の旋風さんやふりーフェスさん、ソルトさん、ひとりアウトプット広場さん、フリーゲームの忘備録さんなどはTwitterでも相互だし定期的に見ているという感じです。またフリーソフト超激辛ゲームレビューさん、うそうさ~第二号室~さん、もぐらゲームズさん、自失の出窓からさん、Free Game Reviewさん、お気に入りと自由帳さん、満天の物語さんなどはチェックしている…と言いたいところですが到底チェックしきれないという感じです(最近は更新されていないサイトも含んでいます)。優しい世界さんは最近はソシャゲメインなので以前ほどは見ていないですね。

思いついたサイトを挙げていったら大量になりました。


③好きな作者を追う
面白い作品を見つけたら作者をチェックして他の作品を探しに行きます。やっぱり同じ作者さんの作品は好きになりやすいですね。
ペットボトルココアさんの作品はすべて読んだどころかライターの戸部みるくさんが別名義で書いた作品もフリーのものは全部プレイしましたし、ねこのさんや九州壇氏さん、シャイムの私目さんにHACKMOCKさん、へもへもさん、ベルカゲさん、晴好雨奇一丁目さんなどは現在もDL可能な作品は全てプレイしました。Flash時代からファンだったたんしおレモンさん、EYEZMAZEさん、シフトアップネットさんやむきりょくかん。さんにNeutralさんなどは今でも追っています。作品が多すぎてすべてはプレイできていないけど好きな作者さんも何人も。みやのさんやたぶんおそらくきっとさんなど。
昨年末にむきりょくかん。の吉村さんが「演劇少女は古都鎌倉を雪で潰す」以来10年以上ぶりに制作にかかわった作品が発表されましたね。ゲームではなく音声作品で、むきりょくかん。としての作品でもありませんがずっと追っていて良かったなあという気持ちになります。

逆にもう活動停止や解散したというサークルさんもあって残念に思うこともあります。
Shadow's Silhouetteさんやまちばり飴子さんが活動停止/閉鎖したときはかなりショックでしたし、一限はやめさんやmint wingsさんが停止宣言を出しているのに気付いた時は残念に感じました。まあ作者さんの自由だし仕方ないですけどね。
でもプロローグに当たる体験版相当だけ出してもう5年も音沙汰なしだと思っていたCALMFLAPさんの「カラフリウム」がまさかゲームではなく漫画の形式で連載されていたと最近気づいて、しかも連載が再開していてすごく嬉しかったので、皆さんも好きな作者さんはぜひあきらめずに追いかけましょう。


④SNSの情報から見つける
いちばん受動的な方法で、①~③に比べると大変楽です。そして流れてくる情報が大量。もう選ぶのが大変です。多分1回見たくらいでは記憶に留まることも難しいのではないでしょうか。頻繁に話題に上がる作品はやはり印象に残りますね。その意味で、受動的に見ているだけでは配信サイトのランキングなどと同じような感じになってしまうんじゃないでしょうか。
ちょっとマイナーな作品や、ストライクゾーンは狭そうだけど自分に深く刺さりそうな作品を見つけようと思ったら、「見つけてやるぞ~!!」という気持ちでタグ検索したりTLをさかのぼったりする必要がある気がします。

フリゲ20XXなどのサイトで探すのもこれに近いかもしれませんね。




5年前の私だと③の割合が一番高かったと思いますが、最近は徐々に④の割合が増えているように感じます。でもやっぱり至高の瞬間は①がハマった時なんだよな~!
しかし①を実らせるには相応の試行数が必要なので時間にも心にも余裕がないと厳しいですね。
最近①で見つけた作品というと、「クロノスの箱庭」「おもいをつたえるプログラム」「高対称のi」あたりになるでしょうか。
②も増えてきています。私も一応レビューを書いているので、プレイヤーと作品との出会いのきっかけになれたら嬉しいなと思います。


今回はここまでです。
3年目もよろしくお願いします。

こんにちは。

タイトルの通りですが、先週日曜日に行われたCOMITIA143へ一般参加してきたのでその時のことを書こうかなと思います。


今年初めの記事で、リアルイベントに行ってみたいと書いたのですが、その機会が思ったよりも早くやってきました。ちょうど新型コロナも落ち着いている時期だったので良かったです。

会場の東京ビッグサイトへ行くのも初めてだったので下調べはそこそこ念入りにして当日向かいます。
新橋駅からゆりかもめに乗って30分弱でしょうか、東京ビッグサイトへ到着します。大体正午過ぎ。開場から1時間ほどの時間で、今来るの遅かったりするのかなと若干不安でしたが、おそらく同じ目的であろう人たちがたくさんいたので不安も薄れ、会場までの道のりを迷うことはありませんでした。

すぐに見えてきたのは写真ではよく見たあの逆三角形。本物だ~
あの妙な形は何なんですかね…?

comitia1


建物の中に入ってからも会場までの道のりが長い!
しかしやはり人の流れが途切れないのでそれに付いていきます。
入場手続きでカタログを購入。入場券の代わりになります。今回確実に行くとは決めていなかったので事前に買ってはいませんでしたが、通販の前売りだと少し安くなっているみたいです。

そして入場してみて会場の広さに圧倒されます。出展しているサークルの数もすごいことになっているので全部見るのなどは到底無理ですね。カタログ付属のジャンル記載込みの地図によれば、私の目的である”ゲーム・ソフト”ジャンルは会場中央のかなり小さめのエリアであることが分かったので付近に移動します。”く”のエリアに到着し出展サークルを見るために通路を歩いていきますが、人も情報量も多くてまさに目が滑るといった感じ。
まずは知っているサークルを見ようと思っていたのですが2回くらい気付かずに通り過ぎちゃいました。それでもなんとか未来色原石の浦田一香さんを発見できました。Twitterでは相互でしたがお会いしたのは初めてでやや緊張しました。作品の感想などをほんの少しですがお話しできて良かったです。
人も多いし流れもあるのでその場に留まることもできず、歩いていくとえるりんごのスペースを発見。売り子をしていたM.Mさんにもご挨拶できました。crAsM.Mビジュアルノベルオンリーのお話もできました(そういえばこのイベント名何と読むのかいまだに分からないです…)。
お二方とも突然の訪問&雑な声掛けに対応してくださってありがとうございました。


目的の頒布品を入手したのでとりあえずはミッション達成。他に知っているサークルはなさそうだったので、ゲームのエリアを中心にしばらく歩き回っていました。とはいえコミティアではゲームのサークルは少なく、割とすぐに全部見られたので、その後はまた地図をもとに興味ありそうなところを回ることにしました。

次に行ったのは”評論・情報”エリア。同人誌と言ったらマニアックなことについて語った本がいっぱいあるんだろうなと思って一通り見てみることにしました。鉄道関係が多いのかな~という勝手なイメージでしたが、思ってたほど目立たないなと感じました。逆に意外と多いなと思ったのが料理・グルメ系です。カフェ・レストランのレポートだったりオリジナルレシピ本だったり、特定の食材や料理に特化した研究系だったりと本当にいろいろでした。

数冊買って今度はどの辺を見に行こうかなと周りを見てみると、ぽつぽつと完売の文字が見えるように。(多分午後2時くらいです)
今度は逆側の”ギャグ”エリアへ行ってみましたが残念ながらピンとくるものには出会えませんでした。もうちょっと早い時間だったら他の出会いもあったのかな?
その後は結局地図は見ずに歩き回り、見本誌コーナーへ行ったりいつの間にかアダルトエリアに入っていたりしましたが結局漫画やイラストは買わなかったですね。2時半過ぎになりそろそろ疲れたし帰ることにしました。


今回手に入れたものはこちら。
comitia2


よく"薄い本"と言いますが、装丁もしっかりした分厚い本もあったので結構重かったです。搬入したサークルさん大変そう!

リアルのイベントも怖くないよというのが分かったのでまた機会があれば行きたいですね。
今回は以上です。それでは。

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