フリーゲームの森

フリーゲームのレビューブログです。 ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心にお勧めの作品を紹介します。
初めての方は、ぜひごあいさつをご覧ください。評価の基準については、レビューについてに記してあります。
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YouTube始めました。フリーゲーム攻略動画などを投稿してます。

その他

こんにちは。

私がこのブログを開設してレビューを載せるようになったのは昨年の3月6日なので、もう1年経つことになりますね。基本的に土日のどちらかに投稿してたまに休みの週があるという感じで続け、記事数も50に達しました。始めた当初は続くのか不安だったのですが、なんだかんだで続けることができました。見てくださる方がいるというのが、思っていた以上にモチベーションになるようですね。



何か特別なことを書こうかとも思ったけれど全然思いつかないので、普段のレビュー記事を書くときの私のやり方について書いてみようかなと思います。

まずは当然対象の作品をプレイすることです。以前は普通にプレイしていましたが、ブログを始めてからはレビューの対象にできるか考えながらプレイするようになりました。どういうことかというと、例えば作品プレイ中に面白いなと思った点や逆にここがいまいちだったと思う点をメモ帳に残しながらプレイしたり、作品の感想などを文章化できるか検討したり、読者に作品のプレイを促すのに良い紹介ができるかを考えたりしています。これはTwitterに感想を書いたり、ノベコレやその他のフリーゲーム配布サイトにコメントを投稿したり、作者に直接DMやメールを送ったりしていた時にはなかった視点です。

プレイ時間30分以内のような短編では特にメモを取ったりする間もなくエンディングまで到達するのですが、それ以上のボリュームの場合、まずは最初の30分くらいでレビューの候補になりそうかどうかを大まかに判断しています。基本的にレビューは甘口の私ですが、プレイしたすべての作品を面白いと感じたかと言えばそれはノーになります。レビューはまず第一にその作品の良さを多くの人に届けたいという気持ちで書いているため、自分が他の人に自信をもって薦められる作品でなければレビューは書けません。レビューを書いた作品は、オススメなどの印をつけなくても私の中で少なくとも上位3分の1くらいと感じた作品になります。でないと他の人に薦めるための文章を書くのがきつい印象です。ちなみに印をつけて推薦する作品は私に与えた感動度合いが少なくとも上位1割に入る作品というイメージです。
また、レビューするか否かに関係なくプレイした作品は一行程度の短い感想をつけてすべて記録しています。


さて、プレイし終わった段階でレビューで取り上げようと思った長編作品があれば、だいたいメモ帳に箇条書きで紹介のポイントが書いてあります。今度はそれを参考にしながらレビューを書く作業に入るわけですが、これが思っていた以上に時間がかかります。私はもともと作業が遅いタイプ(臨床心理士の方にも、慎重なタイプだねと言われたことがあります)なので、レビュー記事一本書くのにゲームのプレイ時間をのぞいて平均3時間くらいは掛けているでしょうか。
作品のあらすじを最初に紹介しますが、これは序盤の展開を書いたうえで作品全体のテーマになる部分に軽く触れる程度で書いています。その後、作品の具体的なおすすめポイントの話に入っていきます。

おすすめポイントについては作品ごとに本当にまちまちなのでここで書くことがあまりないですね……
ノベルゲームならやはりシナリオの話がメインになります。ここの展開が好き! とか、ここの文章が好き! とか、このキャラクターが好き! とか。それに加えて、自分の実体験など作品と直接関係のない部分を書き加えて私のプレイ体験を強調することもあります。この方法で書いたレビューでは、「夏ゆめ彼方」などがあります。
RPGやアドベンチャーゲームなどでは、ゲーム性も非常に大切な要素です(というかこれがメイン)。ギミックの良さとか、システム面での快適なプレイ感を得るための工夫なども大切ですね。あとは攻略情報や私のプレイ記録なんかも書いたりします。書いた時は誰も見に来ないかもなと思っていた「たゆみ。」の攻略記事なんかも地味に検索エンジンからの閲覧がそこそこあるようでびっくりです。

それと同時に、レビューで触れた部分に近い内容のスクリーンショットも撮ります。大体1記事当たりタイトル画面+1~2枚添付して雰囲気が分かるようにします。作者さんによっては、スチル使用禁止とかおまけ内の画像はダメとかの規約がある場合があるのでそれに注意しながら貼り付けます。記事の見た目にかなり影響するので、グラフィックの魅力だったり印象的なセリフだったり(ネタバレにならない範囲で)を探して来ようとしたりする…のですが結構大変です。
先日のフリゲチョコレビューのように簡易的に書く場合はスクリーンショットは適当だったりします。
この形式の場合、タイトルやリンク先URL含めて140文字以内に収めるのが大変ですね。最初に簡単に魅力を伝えるならこう! という下書きを作るのですがTwitterに入力すると大抵十数文字オーバーなので、簡潔な言い回しに変えたり句読点を削ったりして1ツイート内に情報を盛り込みます。これ、昨年よりはだいぶ上達した気がするんですがどうでしょう。


といろいろ書いて、大体最後に気になった点やこっちの方が私の好みだなと思った点について述べます。ここはできるだけ具体的な内容を書くように、具体的に書けないなら記事に入れないように気を付けています。私の場合レビューを作者さんが見ることを意図して書いているわけではありませんが、作品を取り扱っている以上そこそこの割合で見に来られるようですし、作者さんの気分を害するような内容は含まないようにと思っています。(というか誰も見に来ないとしても最低限の礼儀はあるべき)
これもまた結構難しいんですよね。何となくもやっとして気に食わないけど具体的に書けない……かといって削るとレビュー全体が作者のご機嫌取りみたいでウソっぽくなる……と悩んだりします。まあ、そういうときはたいていの場合削るんですが。


そして書き上げたと思ったらプレビューで2~3回読み返します。大抵はここの表現が微妙とか、単純な誤字脱字とかが複数見つかるので直します。使い方に自信がない言葉は辞書を引きます。プレイした作品に誤字脱字や言葉の誤用があるとつい気になってしまいますが、私のせいぜい数千文字程度のレビューにも幾らかの誤字があるので、作品全体にわたって校正するのは大変だろうなと思います。私がそうやって直して公開しても、後から読み返して誤字発見してサイレント修正を入れることは何回かありましたからね。
他に多いパターンは、同じ単語の繰り返しがくどいなと感じるパターンです。語彙が豊富でないので、程度を表す副詞だったり、接続詞だったりが直前の文と丸被りだったりすることがあり、適当に直します。文を追加したり修正したりを繰り返した箇所で見つかることが多く、自分の口癖があぶりだされているような気分です。


こんな感じでレビューを書いて一番うれしいのはやはり、自分の書いた内容から作品に興味を持ってもらい、プレイしたというような声を聞くときですね。ブログ開設当初の記事にも書きましたが、私はプレイヤーの立場で私の感動を共有して多くの人に知ってもらいたいというのが一番のモチベーションなので、狙った通りの声が聞けたことになります。また、特にこのブログのことを知らせたりしていない知人にフリーゲームを紹介したとき、説明が上手いねといった言葉が出たのもうれしかったですね。これはレビューブログよりTwitterで短文で作品を紹介するのが訓練された結果でしょうか。


今回はここまでです。これからも本ブログをよろしくお願いします。

こんにちは。今回はフリーゲーム周辺の話題をお届けする回です。

さて、昨年の末頃にTwitterにて、東大のミュージカルサークルがホラーゲームのIbを原作とした舞台をやるという情報が回ってきまして、観劇の申し込みをしていました。今日はその際の動画を観賞しましたので、その感想なんかについて書いていきたいと思います。
ミュージカルを見たことは数えるほどしかなく技術的なことも分かりませんので、原作との比較とかそのうえで公演の良さみたいなことを中心にしていきます。



まずその公演「Ib -the Musical-」を行ったのは、東京大学ミュージカルサークルClavisさんです。該当公演の特設ページはこちら。原作となった「Ib」はkouriさんによって2012年に公開された超有名フリーホラーアドベンチャーゲームなので、このブログを見る方はご存じの方が多いでしょう。一応軽くまとめておくと、両親と一緒に美術館へ"ゲルテナ展"を見に来たイヴが絵画の中の世界に迷い込んでしまい、そこで出会ったギャリーやメアリーと一緒に不条理な世界からの脱出を目指すという内容です。本公演は、原作者kouriさんに許諾をもらったうえで舞台化したものということで、きちんとしてるなと思うと同時にその珍しい試みが大変興味を引きました。
原作の魅力の1つに、美術館内に多数登場する絵画や彫刻などの作りこまれた世界観があります。ゲームというデジタル媒体で築かれたこの世界をどう舞台に落とし込むのか、というところに注目しようと思ってみていました。

一応注意しますが、本記事・本公演は原作のネタバレ多数なので、ネタバレが嫌な方はぜひ先に原作をプレイしてください。













ネタバレOKですね? いきますよ。
見終わってですね、まず思うのは、原作リスペクトしてるな~という心地よさです。例えば幕が上がって間もなくの場面から登場する赤青黄のドレスの三人組。原作を最後にプレイしたのは多分5年位前だと思うのですが、一発で「無個性」だと分かりました。再現度たけ~。
もう一つ挙げると、「赤色の目」でしょうか。原作前半のトラウマシーンで有名なところですね。こうした"それ知ってる!"となるシーンがあるというのも、"物語の先が気になる!"と同じように作品の魅力になるんだなあと感じました。
他にも、ここでイヴが登場してギャリーの薔薇を集めるんだ! とか、ここで「聞き耳」がいてメアリーに「告げ口」するんだ! とか、ファンならたまらない箇所が満載でしょう。

さて、ミュージカルの要素と言えば脚本だけじゃないですね。音楽・歌も欠かせません。本公演内では、原作内で使われていたBGMの編曲による楽曲とオリジナルの楽曲が両方使われているようです。
公演冒頭のシーン。イヴが母親とゲルテナ展に来るところですが、このシーンの音楽は原作をプレイした人ならピンと来るはず。そう、原作内で同じシーンで使われていた曲です。そして先ほど述べた「無個性」を見つけたりして、原作そのままなのかな~なんて思っていたら、きちんとミュージカルらしく歌が始まります。しかしそのメロディラインは先ほどのBGMと同じ。なるほど、素材を編曲して歌詞をつけたんですね。先ほどまで私の頭はゲームになっていましたが、これによってシームレスにミュージカルの世界へと誘い込まれた感じがします。ただ、ちょっと音域が低くて歌いにくそうな役者さんが多いかなとも感じました。女性が多いみたいですし、原曲から多少移調しておいた方がよかったのではないかな。私が合唱に取り組んでいるせいで評価が厳しくなっているのかもしれませんが。感染対策のフェースシールドのせいで歌声がこもっちゃうとかもあるかも。

とか思いつつも続いていく公演で続々登場するオリジナル楽曲と歌たち。歌詞によって伝えられる内容って、台詞だったりテキストだったりとかよりも直接的に私たちに訴えかけてくる力があるように思います。それを一番感じたのは、クライマックスともいえる"最後の舞台"のシーンです。「あああーーここで分岐あるんだよぉ」と思ってみていた私。額縁を通り抜け現実世界に戻ったギャリーと、すぐ隣で甘い言葉で引き留めるお母さん。ここすごく良かったですね。現実からのギャリーの叫びの迫真、何とかして美術品の中にとどめようという執念の誘い文句。普段ドラマなどを見ない私ですが、素直に演技がいいと感じました。
歌が一番うまかったと思ったのはゲルテナです。ほかの役者さんと一線を画すような歌い上げだと感心しました。”あの子の願いは”の場面ですね。メアリーがあのような最期を迎えた後でのしっとりした歌声、イヴに問いかける内容の歌詞。完璧と感じます。「うん」「すごく」の返答が曲に心地よく溶け込み高音と低音の対比を生んで、編曲もよいですね。「約束したの。メアリーが憧れた外の世界を大切に生きていくって」名台詞だ。
変わった歌の枠では、蟻の歌が好きですね。カッコいい自分の絵に見惚れる蟻。調子のいい感じのキャラクター性を出した歌い方と、薔薇の花びらがライフになっているというゲームシステムを説明してしまうというアイデアが面白かったです。流石にそのカッコいい絵を踏みつけるあのイヤ~なギミックは組み込めなかったか。


キャラクターでいうとギャリーが好きでした。原作で特に推しとかいう感じには思ってなかったんですが、公演見て好きになりましたね。オネエ口調だったのとビビりだったのは覚えてますが、あんないい人だったっけ。"人間と美術品"のところの歌や演技がよかったと感じました。また、イヴを先導して頑張るんだっていう意思が全編であふれてますよね。原作でどんな感じだったか確かめなければ。

そして、雰囲気を作るという点では、"傀儡道化"のシーンが好きです。外の世界に出ても望みは叶わないと知ってしまったメアリー。自分を置いて出ていこうとするイヴとギャリーに対する憎悪へと進み、美術品全体がイヴの選択を非難する。世界そのものがメアリーによって変化したり、彼女に対しても理不尽な現実があったり、といった世界観は原作でも大きな魅力でした。そこをうまくミュージカルという形式で表現していると感じます。


全体として、原作の思い出を想起させてくれると同時に、ミュージカルという媒体の表現力についても良さを感じさせてくれる内容でとても楽しめました。現実派のノベルゲームとかならともかく、怪奇現象のあるホラーゲームなんて普通にやったらその内容を舞台の上で表現するなんて無理じゃないかと感じちゃいます。しかし、シーンの取捨選択に始まり、台詞や歌詞のほかにしぐさや表情で状況を伝える手段。音響効果や照明器具の使い方にも伝える力があるんだなと思いました。物語のカギとなる絵はプロジェクターで表示したりといった使い方は想定内でしたが、場面の連続や移り変わりを照明の具合によって自然に感じ取れたりするのはなるほどと思いましたし、蟻の表現方法についても面白かったです。

こうしたものを見ると、私が好きなほかのゲームも違う媒体で味わえないかななんて言う妄想もはかどりますね。「夏ゆめ彼方」や「ビューティフルパフォーマー」はぜひドラマで見たいし、「1999ChristmasEve」や「ひとかた」がアクションゲームになったらそれも名作になる気がします。

いつもと違う感じで記事を書いてきました。全美術品を登録するくらいにはやりこんだIbですが、最後にプレイしたのはもうずいぶん昔なので忘れているかな~と思っていましたが、公演を見ると何のシーンか一発でわかる。それほどまでの表現力がありました。気になるという方、Ibが好きという方はぜひ特設サイトの申し込みフォームから申し込んで、公開URLをもらってください。2/27までの公開予定ということですよ。
Ibの方も公開10周年となる今年にリメイク版の発表を予定しているとのことなので、そちらも気になりますね。

それでは。

こんにちは。今回は毛色を変えて、私がこれまでプレイしたフリーの音楽ゲームの中で大変に革新的・独特と感じた作品がいくつかあったので、3つ選んでご紹介するという記事にしたいと思います。
…と思って昔プレイした作品を調べていたら、3つのうち2つはすでにプレイ不可のようでした…すみません。


Pop'nTube

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まずはPolygon Gmenさんの「Pop'nTube」です。該当サイトはすでに消滅していたのでリンクなしです。画像はフリーゲーム夢現から。

ゲーム性としては、曲に合わせて降ってくるノーツが下の判定ラインに重なるタイミングで対応するキーを押すという極めてオーソドックスな作品です。本作の驚くべきところは、タイトルにTubeとある通り、YouTubeの動画埋め込みに合わせてゲームをするという点です。上のスクリーンショットで左側はノーツが降ってくるゲーム画面ですが、右側にある画像はYouTubeの動画なのです。
サイトの側でYouTubeと包括契約を結んでいたように記憶しており、曲に関する著作権関連の問題から選曲の幅が制限されがちなフリー音ゲーの問題点をクリアしているこの発想に大変驚きました。JASRAC管理楽曲の音ゲーを合法的にプレイできるフリーゲームは、本作以外には存在しないでしょう。さらにはユーザーによるステージ投稿が可能。プレイしたい楽曲がない場合は(YouTubeに上がっている限り)自分でステージを作ればよいのです。数十程度の公式譜面のほかに、千を超えるユーザー投稿譜面が選択でき、選曲の幅に関しても本作を超える作品はなかったのではないでしょうか。
難易度に関しては、上のスクリーンショットから分かる☆表記のほかに、使用するキー数ごとにページが分かれており初心者向けの4Keys、中級者向け7Keys、上級者向け9Keysがありました。9Keysはプレイしていてすぐ混乱してしまったので、私は4か7でプレイしていました。



サリング(Cirring)

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続いてご紹介するのは、D4Uさんの「サリング」です。ページ自体はまだ生きてますがflash終了に伴いこちらもプレイはできなくなっているようです。画像は公式サイトからです。
通常音ゲーと言ったら、PCなら曲に合わせてキーを押したりマウスをクリックしたり、スマホならタップしたりフリックしたりという操作をするものですが、本作ではそれらの操作は必要ありません。それではどのように遊ぶかというと、曲に合わせて出現する円の中にマウスポインタを移動するのです。だんだん大きくなる円が最大になるタイミングで円内にポインタがあれば成功です。この独特の操作法の面白い作品でした。本作もプレイヤーによって譜面作成と公開が可能になっています。
cirring2

よくあるシステムのように上からノーツが降ってくるわけではないので、判定ポイントを画面内の好きなところに2次元的に配置できます。そのために画面上に描かれる図形が面白い形になったりするんです。うまい譜面は音ゲーとして気持ちいいだけでなく、見た目にもきれいだったりします。
また、タイミングがあった時の効果音がタンバリン、拍手、無音の3種類あり、ノーツごとに設定されているのでその辺もうまかったりします。私が本作に興味を持ったきっかけはfokaさんの楽曲「あたりまえ かわりばえ」が入っていたことで、この曲には後半に手拍子の音が入っているのですが、それとゲームの効果音が合致していて気持ちいいなと思った覚えがあります(この曲については音楽素材についての記事で語ってます)。

MusicBook

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最後に、まだプレイ可能なミスターつるぴかくんさんの「MusicBook」です。本作が独創的なのはスクリーンショットで明らかでしょう。ふりーむからダウンロードしてきたzipを解凍しても、.exeファイルは入っていません。代わりに.xlsmファイル(マクロ付きExcelファイル)がゲーム本体になっているのです。
ゲーム性としては、カーソル(36行に表示されている黄色と赤のセル)をマウスで操作し、上から降ってくる緑色のノーツに同期させるというものでそれ自体は特筆すべき点はありませんが、Excel上で作ったという個性が強すぎますよね。本来は表計算ソフトであるExcelでここまでできるのかと衝撃を受け、見つけて即ダウンロードした覚えがあります。実は私も昔Excelでパズルゲームを作ったことがあるのですが、せいぜい身内にプレイしてもらうのが精いっぱいでした。しかし本作は十分フリーゲームとして公開するに堪える出来になっており尊敬するところです。
ちなみに作者さんは他にもSuperDrumMasterという作品を出しており、こちらもExcel上で動く音ゲーです。タイミングを合わせてキーを押す王道系なのですが、私の環境ではキー押下ごとに一瞬のフリーズが入ってプレイに支障がある感じでした。私のExcelのバージョンが公開当時のものより新しすぎてダメなのか、単純にPCのスペックが足りてないのか分かりませんが(CPUは2.5GHz以上を推奨しているので、フリーゲームにしては相当高いスペックを要求しているのは確かです)、少し残念です。
自分のPCにExcelが入っているという方は、Excel上でゲームが遊べるという不思議な感覚を味わってみてはいかがでしょう。プレイする場合、ファイル起動時に編集の許可と、マクロ実行の許可を忘れないようにしてください。



というわけで今回は3つの作品をご紹介しました。昔遊んだ作品がプレイできなくなるのは寂しいものですね。

それでは。


こんにちは。
今回は、以前レビューで紹介したねこのさんの「ありすえすけーぷ」にRPGアツマール版が追加されたのを受け、タイムアタックに関する記事を書こうと思います。なお、本記事は当たり前のようにネタバレの山なので、自分の力で解きたい方は閲覧非推奨です。
また、RTAに関する記載のみにとどめていますので、謎解きに詰まったり、イベント/ボイス回収などにお困りの方は作内のスマホから得られるヒントや、ねこのさん自身の公式ヒントページを参考にしてみてください。

(2024/7/6追記:Bランク59秒の動画をYouTubeに投稿しました。実際のRTAの様子をぜひご覧ください)

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さて、ノベルゲームコレクションで大人気の本作ですが、ふりーむやPLiCyなどほかの場所でも公開されており、今週追加されたRPGアツマール版ではランキングボードもあります。割と本作をやりこんでいる自信のあった私はランキング実装と聞いて、スコアアタックを極めようというモチベーションが生じました。スコアは単純にかかった時間(ミリ秒単位)にマイナスをつけたもの、つまり実質はタイムアタックです。また、Aエンドのランク別のランキングとなってます。本記事では、私が高得点を狙った際の戦略についてお話していきます。ちなみに私のプレイ環境はWindows PC(アツマールでRTAするのが目的なので当然ブラウザ版)です。スマホの方がやりやすいとかあるんでしょうか?

まずはどのランクでハイスコアを目指すかによらない前提です。
  • 各場所でどこに何のアイテムがあるかをすべて覚える。
  • 謎解きもすべて覚える。
  • 操作の最適化。スキップは左Ctrlキーを推奨。バックログはマウスホイール上、メッセージウィンドウ隠しはSpaceキー。理科室の謎のために、開始前にサウンドをオフにしておく(ボイスはオンでも可)
  • 画面切り替えの待ち時間などで、次のクリック位置までマウスポインタを移動させておく。
  • マウスホイール操作時にブラウザがスクロールしないように、全画面表示を推奨。
  • 文字表示速度を最速にする。
  • 事前に攻略チャートを作って臨む。

では、ランク別の攻略チャートに行きましょう。
  • SSランク
  • SSランクの条件は作者さんが公開されており、
    • クリアタイム4分以内
    • アイテム回収数8
    • バスケを3か所で9500点以上取る
    ということです。結構厳しい条件ですね。ではチャートに行きましょう。

    ①昇降口:天井を調べてスマホのフラグを立てる
    ②廊下:床でスマホ回収
    ③昇降口:天井を調べガチャNを回収→左靴箱から茶色のメモ(理科室)取得
    ④教室:張り紙から赤色のメモ(美術室)取得→さっちゃんの机から薄い本回収
    ⑤更衣室:右ロッカーを調べヒントを見る→亀を調べる→謎解き成功(金色のメモ(体育準備室)取得)→亀回収
    ⑥理科室:謎解き成功
    ⑦美術室:黄色のメモ(職員室)取得→謎解き成功
    ⑧職員室:机から体育準備室のカギ取得→奥の棚からバナナ回収→謎解き成功
    ⑨体育館:バスケットゴールを調べてフラグを立てる
    ⑩昇降口:天井を調べガチャRを回収
    ⑪体育準備室:バスケットボール→ペットボトル回収→謎解き成功
    ⑫体育館:3か所でバスケ9500点達成(白色のメモ(廊下)取得)
    ⑬廊下:謎解き成功
    ⑭昇降口:暗証番号確認→天井を調べガチャSRを回収→謎解き成功

    ガチャは1分の間隔をあけないと引けないので、時々左上の時間表示を気にしながら進める必要があります。ガチャSR回収だけで2分かかる計算なので、理論値は2分20秒くらいでしょうか。
    バスケをスムーズにクリアするには練習あるのみです。私もスリーポイントを一発で成功させることはできないので、運要素が結構あります。
    私の最高記録は2分22秒です。
    AliceEscapeRTA1

  • Sランク
  • 先ほどの記事ではSランクの条件は明らかにされていないのではっきりとは言えませんが、バスケを3か所でクリア&アイテム6個回収あたりが基準になっているように思います。この基準では次のチャートが最適だと思っています。

    ①昇降口:左靴箱から茶色のメモ取得→天井を調べスマホのフラグを立てる
    ②教室:張り紙から赤色のメモ取得→さっちゃんの机から薄い本回収
    ③更衣室:右ロッカーを調べ亀のヒントを見る→亀を見つける→謎解きを成功させる→亀回収
    ④理科室:謎解きを成功させる
    ⑤美術室:謎解きを成功させる→花瓶から黄色のメモ取得
    ⑥職員室:机から体育準備室の鍵を取得→奥の棚からバナナ回収→謎解きを成功させる
    ⑦体育館:バスケのゴールを調べフラグを立てる
    ⑧体育準備室:バスケットボールを取得→ペットボトル回収→謎解きを成功させる
    ⑨体育館:バスケを3か所で成功させる
    ⑩廊下:謎解きを成功させる→床からスマホ回収
    ⑪昇降口:天井を調べガチャNを回収→謎解きを成功させる

    私の最高記録は1分49秒です。バスケに3回くらい失敗しているので極めればもう少し縮まりそう。また、終盤にスマホやガチャNの回収を忘れないようにしましょう。


  • Aランク
  • Aランクの条件も公表されておらず、厳密なところは分かりませんが、アイテムを4個回収すればAランクとなることは確認しました(3個ではBランクでした)。というわけで、下記のBランクの手順中で、スマホ関連以外の薄い本、亀、バナナ、ペットボトルを回収するようにするといいでしょう。
    私の最高記録は1分28秒です。

  • Bランク
  • Bランクをとるためには、とにかく条件にこだわらずにクリアすることです。
    脱出に不要なものには全く触らないプレイが最適になります。私が使用したチャートは以下です。

    ①昇降口:左靴箱から茶色のメモ取得
    ②教室:張り紙から赤色のメモ取得
    ③更衣室:窓を調べカメのヒントを見る→カメを見つける→謎解きを成功させる
    ④理科室:謎解きを成功させる
    ⑤美術室:謎解きを成功させる→花瓶から黄色のメモ取得
    ⑥職員室:机から体育準備室の鍵を取得→謎解きを成功させる
    ⑦体育館:バスケのゴールを調べフラグを立てる
    ⑧体育準備室:バスケットボールを取得→謎解きを成功させる
    ⑨体育館:バスケをフリースローorスリーポイントから、9000~9499点で成功させる(※スチル表示の時間を削るため)
    ⑩廊下:謎解きを成功させる
    ⑪昇降口:謎解きを成功させる

    以上となります。お疲れさまでした。
    現在の私の最高記録は1分19秒です。これ以上削るのは、最後の昇降口の暗証番号が何回クリックする必要があるかによるのではないかな……。あるいはカード回収時に数字をすべて覚えておけば、謎解き前に確認する必要がなくなり5秒くらいは時短になると思いますが、私には無理でした…

どうでしょうか。私の記録を超えた方はぜひ教えてください。
私のアツマール版のやりこみ実績を張っておきます。
AliceEscapeRTA2

(12/18追記:その後さらにRTAを重ねた結果、現在の記録は
SSランク:2分16秒
Sランク:1分27秒
Aランク:1分08秒
Bランク:1分02秒となっています。
また、体育準備室でアイテム回収する順番をペットボトル→バスケットボールの順にした方が、ほんの少しだけマウス移動にかかる時間を短縮できることがわかりました。)

(2024/7/6追記:DL版でBランク59秒を達成しました。)

こんにちは。
以前思い出のフリー音楽素材(ボーカル入り編)という記事で、私の印象に残っている音楽素材と、それの使われていたゲーム内の場面についてお話ししました。その時予告した通り、また違う曲について書いていきたいと思います。今回はオルゴール曲編です。楽器の音色からしても優しい感じの曲が多いですが、これが私の好みに合うんですよね。


fokaさんの「someday we find colorful world」

この曲はむきりょくかん。さんの「ほしのの。」のエピローグで使われていた曲ですね。この曲についてはこちらの記事で十分触れたので、またかよと思うかもしれませんが、それだけ好きなんだという風に思っておいてください。

TAM Music Factoryの「花夢」

この曲は私が気付いて収集した中で最も多くのフリーゲーム(作者ばらばらの4つ)に使用されている曲です。とりあえず列挙しましょう。
どの作品でも、登場人物に大きな心の動きがある大事な場面で使用されている印象があります。やっぱりTAMさんの曲ってすごく安心感がありますよね。かなり昔から続いている配布サイトですし、聴いてきた回数もかなり多いですからね。2000年代のフリーゲームだと、ほとんど全部TAM Music FactoryのBGMだな~なんて思える作品もあります。

もっぴーさうんどさんの「おそろい

この曲は、本ブログでも紹介したまゆげさんの「まい、ルーム」のエンディングコンプ後タイトル画面で使われている曲ですね。あんまり語るとシナリオのネタバレになりかねないのですが、やはり物語の結末、読後感との相性が抜群でした。ちなみにこの曲の印象は強くて、私が「まい、ルーム」をプレイした3年後にプレイしたShadow's Silhouetteさんの「乙女ゲームのヒロインになったのに親友が邪魔すぎて攻略ができません!」でも同じくエンディング回収後のタイトル画面で使われているのにすぐに気づき、驚くとともに再度の感動に包まれました(ただし現在は公開停止。残念)。
DOVA-SYNDROMEでのこの曲の紹介文「そばに居てくれることの喜び。一緒に居ることの幸せ。」、この文章が本当に良い! 両作品の世界にぴったりでめちゃくちゃ好きです。

音楽の卵の「ミルクティー(オルゴール)」

この曲については、どこで初めて聴いたか思い出せないんですよね…。でも好きなので載せてみました。私が覚えている限りでは、POPODOTさんの「雨色ビスケット」と、じゅげさんの「St.ChocolateDay」で使われていました。どちらもタイトル画面ですね。多分他にもいろいろなところで聞いた気がするんですが……思い出せません…
音楽の卵のtakaiさんの曲はどれも結構好きなんですが、この曲は聞く機会も多かったのもあってか特に好きですね。ピアノ版のページには楽譜も公開されているので、絶賛練習中です。ちなみに連弾とかではないのに五線が3つからなる楽譜になってます。なるほど曲後半のベースラインになっている持続音が他より1オクターブ低いので左手の16分音符の伴奏と譜表を分けたんですね。以前とある合唱曲の伴奏をした際に最大で五線が5つもある部分があったので、3つではビビらなくなってきました。あと出だしの1拍がアウフタクトではなく1拍だけの小節になっているのもなんか合唱の楽譜っぽさを感じたりしました。

魔王魂の「オルゴール06

この曲は、Dominion's Restの「しりとりクエスト」シリーズでたびたび使われていました。この作品では試行錯誤の結果に伴う多様なエンディングと、その回収具合によってだんだん開いていくおまけ要素が楽しめました。寸劇やキャラ設定などに並んでよく登場したおまけに「勇者歌謡」があり、そこで主人公の勇者くんがこの曲で歌っていたのが印象に残っています。ほかの曲もいろいろ使ってたはずなのに、なぜかこの曲を使った大根踊りの回だけ覚えてる…

番外編

ranaさんの「風花のテーマ-orgel ver-」

この曲は、妹れっぐぅおーまーさんの「風のように、花のように」のタイトル画面で使われている曲ですね。主人公の風花をイメージした元気な曲の、オルゴール編曲版です。原曲とすっかり変わってしっとりした雰囲気があります。この曲も結構好きでよく聴きます。 さて、この曲は作品オリジナルであり、フリー素材として配布されているわけではないので番外編扱いにしています。しかしサウンドトラックが無料で配布されていたので、他の素材と同じ感覚でダウンロードし、音楽プレーヤーに入っています。現在ではサウンドトラックのほうは配信終了しているようで残念です。ゲーム内の音楽鑑賞モードかニコニコ動画での試聴で満足しておきましょう。


さて、今回はこんなところにしておきます。
ちなみに余談なのですが、前回音楽の話をしたときに、oo39ドットコムのys067という曲が耳から離れなくてヤバいという話をしましたが、最近ys201というさらに中毒性の高い曲が追加されているのに気が付きました。ずっと聞いてると変になりそうですが、ys067が好きな方にはおすすめです。

それでは。

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