フリーゲームの森

フリーゲームのレビューブログです。 ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心にお勧めの作品を紹介します。
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イベント

こんにちは。
Twitterなどでも少し触れましたが、先日フリーゲームの殺戮の天使を原作とする舞台を観ましたのでその感想などについて書いていきたいと思います。

MST

3年ほど前、東京大学ミュージカルサークルClavisさんがフリーゲームのIbを舞台化した時、ゲームを舞台にするという発想にまず驚き配信での鑑賞を申し込みました。もともと好きだった作品というのもありますが、ミュージカルにするにあたってゲームでは実現できない表現手法が用いられていたり、原作へのリスペクトが感じられたりと良い内容だったのでこのブログでも感想を書きました。
それから、趣味というほどではないですが2~3回ほどプロのミュージカルを観る機会があり、以前よりは見方も分かってきたかなという状態だった去年、今度は殺戮の天使をやると聞いてこれも見なければなと思っており、抽選の申し込みをしていました。当選の連絡をいただいてとても嬉しかったです。前は新型コロナウイルスの厳戒態勢の時期で、一般客は現地鑑賞は叶いませんでしたが今回は直接この目で見られたのも良かったですね。
Ibの時との比較とか、原作の再現具合とかについて書いていけたらと思います。

今回現地鑑賞が叶わなかった方も、配信があるそうなので興味のある方はぜひ申し込んでみてください。動画を観る前にまずは自分で原作をプレイしてみるのもお忘れなく。



本公演を主催したのは厳密にはClavisさんではない(派生した有志団体とかかな?)ようでしたが、重複メンバーも多いようで、特にダニー先生の方はIbのギャリ―を演じていた方と同一?のようで、フリーゲームへの愛を変わらず持ってくれているようでうれしくなりました。
さて、本公演の原作である「殺戮の天使」は星屑KRNKRNさんの制作したフリーホラーゲームで、ゲームマガジンに連載形式で公開されました。有名なので本ブログを見に来られるような方なら聞いたことあるのではないかと思います。私も知ってはいたのですが、実はプレイしたことがなく内容を知りませんでした(ホラー自体そんなに得意ではないし…)。しかし本公演の話を聞いて絶対にプレイしなければという気持ちになりPC版でプレイしました。
プレイしてみると、やはり有名になるだけあって細かいところまでよく作り込まれた良作で、特にシナリオに深みがあると感じました。しかしそうするとこれを舞台化するのはIbよりも難しいのではないかという感想も正直ありました。Ibは絵画の中の世界にとらわれてしまった主人公のイヴが脱出を目指すというシンプルで分かりやすいシナリオで、その中でギャリ―やメアリーといったほかのキャラとの交流だったり思惑の交差が描かれたり、絵画や彫刻などの美術作品の世界観に包まれたりといった部分が魅力的な作品でした。それに対して殺戮の天使は主人公のレイは単純に脱出を目指しているわけではないし、登場人物も多くしかも倫理的でなかったりと複雑度合いが高いなと感じました。舞台化するにあたりこのストーリーを表現するのは大変だっただろうと想像します。上演時間が3時間にも及ぶというのはその苦労の結果であったように思えます。しかし、やはり原作の重要な部分を逃さずミュージカルの形に再構成して、さらにミュージカルの強みを生かした公演とする手腕は見事だったと感じました。


具体的な話に移りましょう(以下本格的にネタバレあります。ネタバレ回避はこちらへ)。
全部のシーンを覚えているわけではないので印象的だったことをいくつか。












(以下ネタバレあり)

メインの登場人物が6人とIbの時から倍増しているわけですが、ちゃんと皆表現力のある役者さんが演じられていて良かったです。私が衝撃を受けたのはキャシー役の方です。歌がうますぎます。明らかに声楽の経験者とかじゃないと無理でしょあれは…。私は一応ピアノと合唱の経験者で、そこそこ熱心にやっていたと思うのですが、あれはすごい。自分の合唱団にあんなソプラノがいたらなあと終始思わされました。普通にファンになります。歌の場面だけでなく、サディスティックなキャラとしての所作であったり、原作中でも何度も聞くことになるあの高笑いだったりと全てに賛辞を贈りたいと思います。マジで上手い。ソロ曲聴きたい。原作プレイしてた時にはうざったくていけ好かないとさえ思ってたのに突然好きなキャラになってしまいました。

歌という面でいうとザック役の方もすごかったと思います。粗暴な人物らしさを前面に表現したあの喉を潰すような声。多分私がまねしたら3分で喉を潰して声が出なくなると思うのですが、それを3時間の公演中持たせるのは相当な技術がいるでしょう。私は普段フリーゲームをプレイしているときにボイスにはさほど注目せずに聞き流してしまうことが多く、ボイス待ちの時間をじれったく感じることすらあるのですが、今回の公演では見事にザックという人柄や感情を声によって表現しているように感じました。

Ibの時、バックコーラスについて音域が合っていないんじゃないかと感想にちょろっと書きましたが、今回はその面でも少しよくなっていたように思います。当時のメンバーより低い声の出る男声が増えたのだろうか? このあたりに関してはどうしても自分の経験上厳しく見てしまいがちなので嬉しかったです。

声についてもう少し書いておくと、レイの演技も良かったです。演じられているのは大学生以上の大人だと思うのですが、13歳の少女らしいあどけない声で、ザックとの対比が映えていたように感じます。
他のキャラとの掛け合いのあるシーンでもすっと耳に届きました。
ところで原作に誕生日の設定ってありましたっけ??
突然私と同じ誕生日が叫ばれたので結構びっくりしました。

別の方向から見てみますと、エディに関してはダンスによる表現が良かったように思います。大きなシャベルをうまく扱いながら曲中に自由自在に動き回る感じがまた原作のエディらしさに結び付きました。ザックのパートなどもそうですがかなり激しい振り付けも多く、これを昼夜で2公演もやる体力半端ないなと思いました。あとエディのバックダンサーの効果もあると思います。全体的にきりっとした動きが気持ち良かったです。あとどなたか名前は分かりませんがバックダンサーで一人表情が輝いている方がいてとても良かったです。

ダニーとグレイに関してはバランス型か?っていうくらい全体的に良かったですね。歌い方に関してもそうですし、グレイについては自分を神と表現するほどの絶対的に自信にあふれ、自らが正しいと考える堂々とした(傲慢ともいう)姿勢だったり、ダニーのあの気味が悪いほどの眼球への執着だったりが一つ一つの動きや声色から感じられたように思います。


キャラクターに注目した話が続いたので、全体的な構成やシーンの作り方について。

シナリオの密度が高い原作をミュージカルにするにあたって、どうしても尺の問題はあったと思うのですが、原作のエッセンスの部分はしっかりと演技で表現しつつ状況の説明などはアナウンスで済ませてしまうのが潔かったなと思います。原作は私でクリアまで4時間程度かかったのですが、さすがにそのまま舞台化するのは長すぎるのでいい判断だと思います。個人的にはもう少し削って、”間”みたいなものを味わわせてくれてもいいかなと感じました。例えば最序盤のレイがB6に放たれて小鳥を匿うシーンですが、直前のシーンが終わって即小鳥に食べ物をあげるような流れで、息つく暇もないなあ、と若干思いました。

また、今回は現地での観劇が叶ったからこそだと思うのですが、客席まで含めて会場をゲームの中の空間にするような構成が良かったです。第1幕で上の階に登っていくために周辺を探索しているシーンなどで演者さんがかなり観客に近づいてきたり。あとは電気椅子のシーンで”観衆の目”を潰すシーン。あれ原作では人形を切り倒すなどしましたが、公演で切られたのは我々観客ですよね。そういった演出はやはりゲームには出せないオリジナリティの溢れる部分だったなと感じます。

オリジナリティと言えば、エピローグで突然始まったアレには驚きました。ここはアイドルのライブ会場になったのかと。原作になかったシーンですがなるほどと思いました。
原作エピローグで表現したかったのは、誰もレイの願いを真面目に聞いてくれないし、表面的に”いい話”にするだけでレイのことを誰も真に理解してくれないという孤独と虚しさだと思います。そこにいきなりレイが望んでもいないライブが始まることでより華やかさの内側に潜む空虚を表現しているように感じました。あとはシンプルに明るい曲も1曲やりたかったのかなとも思いましたが。

あとはこのゲームについては、表情というものが大事になってくると思います。嬉しそうな顔をした人をザックは殺したくなるといった点であったり、ダニーが執拗にレイの瞳を求めたりといった点だったりしますが、ミュージカルの距離感だとさすがに細かい表情まで観客に伝えるのは難しいのかなと感じました。逆にバックダンサーで明らかにキラキラした表情の切り替えが伝わってきたあの人は何者なんだ…という話でしょうか。




(ネタバレここまで)

色々書いてきましたが、とても楽しめた公演でした。
原作の中でシナリオや表現上重要な部分を取捨選択し、ゲームにはないミュージカルという方法で肉付けするテクニックはIbの時から変わらず健在のように感じました。原作の台詞も要所要所で印象的に用いられながら、ミュージカルとして違和感のないようにアレンジされていたと思います。ちゃんと原作へのリスペクトも感じられる内容で、原作ファンも満足されるのではないでしょうか。

ホール入り口付近に原作で散らばっていた履歴書風の演者紹介が貼られていたりといった工夫も良かったですね。

履歴書を見てたら隣の方がダニーのぬいぐるみと一緒に写真を撮っていたのでなんだそれはと聞いてしまったりしました。レアグッズなのかと思いきや手作りぬいぐるみということで2度びっくり。客席でも隣の方がレイチェルコーデでいらっしゃるなど、私よりもずっと熱量の高いファンたちがいて圧倒されました(私もフリーゲーム全体への愛は負けませんよ!)。
100席前後の小さい会場ではありましたがほぼ満席で埋まっていて、こんなに同じ作品への愛の密度が高い空間があるだろうかといった意味でも刺激的でしたね。


Ib, 殺戮の天使と有名フリーホラーゲームのミュージカル化が続くとなんか今後も期待しちゃいますね!
私が好きな作品でいうと「奥様は惨殺少女」とか「蒼の屋敷」とか「まぢちる」とかになるんですがさすがにミュージカル化は難しそうなので、「包丁さんのうわさ」「七ツ怪」とか観たいな~と勝手に希望を書いておきます。知名度でいうと「魔女の家」かなあ。


というわけで今回はここまでです。
興味を持った皆さんはぜひ配信の方をお見逃しなく!

それでは

こんにちは。
先週行われたコミックマーケット(2日目)に行ってきたのでその時のまとめです。


コミケは去年の夏に初めて行きました。あの時は正午過ぎくらいにビッグサイトに到着したのですが、早いところだとすでに完売しているサークルもあったので今回はなるべく早めに入ろうと思い、午前入場開始の30分前(10時半頃)に会場へ到着しました。しかしもうその時刻には入場待ちの長い行列ができており、実際に入場できたのはその1時間以上後になりました。猶予30分では足りなかったか~。
しかし去年の反省を生かして水分を多めに(計2.5リットル)持ち込んでいたのでコンビニに並んだり自販機を探したりせずに済みました。


さて、入場して真っ先に同人ソフトのエリアに向かいます。最初に見つけたのはルピナスパレットの水原梓さんでした。以前このブログで「インビジブル」のレビューを書いたのをよく覚えていてくださって嬉しかったです。最新のレビュー記事で扱った「おさななじみ Childhood Love」の話を出したところ、「アル管理人の恋」シリーズも面白いよとの言葉をいただいたので帰宅してからDLしました。作者のMirinさんとは仲がいいとのことで、制作者同士の繋がりがあるの良いな~と思いました。
もちろんルピナスパレットさんの新作「ストレイ・メモリア」を購入してお別れしました。サウンドトラックは売り切れてしまったとのことで残念。やっぱりもっと早く来る他ないのか…


続いてClear Colorの川澄シンヤさんに会いに行きました。過去作の副読本とシナリオ付きイラスト集(漫画とは少し違う?)を購入し、「お姉さんと夜あそび」の先行版DLカードをいただきました。これらは未プレイの過去作に関する部分を除きすでに全部読んでしまいました。ツイートもしましたがレイナのコメントにあった「作者も大好き、みんなも大好き(断定)なレイナさんです」が妙に面白くて笑ってしまいました。ロシアンたこ焼きで当たりを引いたレイナのスチルが見てぇよ~
「お姉さんと夜あそび」は後日フリー版も公開されると聞いているので、余裕があったら違いを発見してみたいですね。「リバース・ゲームFinale含む)」以外の作品もまたプレイしていこうと思います。


もう順番があいまいですが浦田一香さんにもお会いしました。「世界で一番不幸せな子ども」のDLカードをいただきます。同作はノベコレでも公開されていることは知っていたのですが、コミケに行くことは決めていたのでせっかくなら会場で頂こうと思っていた作品です。
浦田さんの作品はこれまでに5作ほどプレイしていますが、どれも明確な悪意に依らない人間の怖さみたいなものを描く手法にインパクトがあって、唯一無二の作風だなと感じています。軽くそんな話をお伝えした後、またほかのサークルを回っていきました。

周辺サークルを回っていたところ、ユキハラ創作企画の雪原たかしさんにお声掛けいただきました。お話を伺っているとなんと雪原さんはノベルゲームエンジンのLight.vnの開発や運営を行っているとのことで、自サークルの作品「春に生きれば」のみならずらいとゔぃえん祭の告知なんかも受けました。確かに技術者っぽいシャツ着てるな~なんて言ったり、ツール開発のハプニングの話なんかも聞けたりして楽しかったです。帰宅して「春に生きれば」のディスクを解凍してみると、Light.vn物語のスクリプトファイルやエディターが同梱されていて、その強火のツール推し熱量を感じられました。これはノベルゲーム作れってことかな。


そして島の端の目立つところにスペースを構えていたポロンテスタのうめこぽんちょさんにお会いしました。昨年「道徳ビデオ」のレビューを書いたりコミケでお会いしたりといった交流はあったのですが、それをよく覚えていてくださって感激しました。道徳ビデオの製品版と新作「ヤギ症候群」(18禁)のパッケージ版を購入しました。そしてなんといつもレビューに元気と創作のエネルギーをもらっているとの嬉しい言葉とお土産のお菓子をいただいちゃいました。ありがとうございます。
基本は面白い作品を多くのプレイヤーに知ってもらいたいという気持ちで書いているレビューですが、作者の方にこうして喜んでいただけたり新作への糧になるというのならそれも大変うれしいです。
ちなみに帰宅してから開封したところ、めちゃくちゃ厳重に梱包&袋詰めされていて、そういえばYouTubeで袋詰め大好きなんて言ってたな~と思い出しました(どの動画だったかは忘れた)


→Quantize_の紅音久遠さんともお話しできました。→Quantize_と言えば「臨界天のアズラーイール」シリーズが有名かと思うのですが、私は「ラビっとはーと!」が結構好きなんですよね。新作「朱色に染まる、美しき社で」はDLカードによる販売だったのですが、カード単体でなく台紙についた状態で全体のデザインが考えられていてセンスを感じました。
えるりんごさんのスペースでは、前回と同じくM.Mさんがいらっしゃったのでレビュー見てますって話をしたり「ぽんぽんランド」よかったですよ~なんて話をしたりしました。ネームプレート(名刺?)を着けていて一目で本人と分かったのも話しかけやすかったポイントですね。新作の「魔王、エロ漫画を描く。」を購入してお別れしました。

驚いたのはその近くにいた花麒麟ソフトの方に声をかけられたときです。「純愛じゃなきゃ許せません!」の体験版を無料配布しているという事でQRコードをもらったのですが、作品紹介のところをよく見ると「そしてパンになる」(18禁)の文字を発見。意外な発見にびっくりしてつい音読してしまいました。私が過去にレビューを書いた作品ではないですか。そこで初めて花麒麟ソフトはカビ布団さんが立ち上げたサークルだという事を知りました。初めて書いたエロゲのレビューだった、みたいな細かいことまで覚えていてくださって、嬉しいのと同時に適当なこと書けないなと気の引き締まる思いもしました。
そして「純愛じゃなきゃ許せません!」がカビ布団さんの作品とすると…一体どんなとんでもない展開が待ち受けているのかと身構えてしまいますね。「私作品名で嘘はつかないんで」とはカビ布団さんの談ですが果たして…

大体知っているサークルさんは見終わってふらふらしていると、活動漫画屋さんのスペースに目が留まりました。頒布されていた「いえのかぎ」にどこか見覚えがあったのです。売り子さんに説明を聞いてとりあえず最新作の「大阪義体遊」と一緒に購入。プレイしてみたところ、これまたとんでもない作品でした。感想軽くツイートはしたのですが、もしかしたらブログでも何か書くかもしれません。
そしてどこで見たのか思い出しました。アライコウさんが最近始められたブログで紹介されていたのでした。その記事を読んでみると、同意するところも多いのと同時に私とはけた違いな分析力を感じてさすがだなと思いました。


そして今回コミケに行って最も驚いたのはLucid A96さんに出会ったことです。私は全然知らなかったのですが、あの「かたわ少女」(18禁)を作ったFour Leaf Studiosのメンバーというのです。あの後個人で同人誌を出したりしていたそうなのですが、ほぼゲームしか眼中にない私は全く知らず。しかし「かたわ少女」は素晴らしい作品だったので感想をお伝え出来てよかったです。
しかも日本語がめちゃくちゃうまかった。作品の多言語化を担当したのが彼だったのかは分かりませんが、さすが海外掲示板に投稿された日本のイラストからインスピレーションを得てゲーム制作をし、4言語対応したうえ日本のコミケにも参加される方だなと感じました。
そんなかたわ少女はつい昨日Steamでもリリースされたとのニュースがありました。私が最初にプレイしたのはもう8年ほど前で、今使っているPCにデータは残っていないので久々にプレイしてみようかなという気持ちになりました。


そのほかにもいくつかのサークルを回って最終的な戦利品はこんな感じに。
senrihin

これらを消化するだけでかなりの間楽しめそうです。
また次も行きたいなと思える楽しいイベントでよかったです。

それでは。

もう1週間たってしまいましたが、先週東京ゲームダンジョン5に行ってきたのでその感想や出会った作品たちなどについて書いておきます。


会場は東京都立産業貿易センター浜松町館というビルで、ビッグサイトのように巨大な施設ではありませんでしたが綺麗でよかったです。


事前に入場チケットを買っておいたので入り口でQRコードを見せて入場します。パンフレットももらいました。まず入ると目の前にたくさんの出展者のビラが並んでおり期待が高まります。
会場は2フロアにわたっていたのですが、まずは入り口のある4階のブースを端から見ていくことにしました。


まず見つけたのはNutrientsさんでした。私が実際にプレイしたことがあるのは「おいなりっ!」のみという状態でしたが、ノベコレでの活躍はよく耳にしますしお話しできてよかったです。とりあえずその場で頒布されていた「Eclipse:Fall -神の断罪-」のパッケージ版を購入しました。
次にプレイするフリー作品は何がおすすめか聞いてみたところ、「こと国シスターズ!!」がおいなりっ!同様にコメディ寄りで楽しめるんじゃないかということだったので、帰ってからノベコレでDLしました。
eclipsefall


さて会場をまた歩いていくとBagueGamesさんにお声掛けいただき、「私が死ぬための乙女ゲーム」の10ページほどあるしっかりしたパンフレットをいただきました。インパクトあるタイトルで、おそらくTwitter上かどこかで見たことがあったのですがプレイはしていませんでした。せっかくの機会なのでプレイリストに加えておきます。A4フルカラー10ページのパンフレットで紙も上質だったのでうれしくなりますね。
そしてすぐに神歩月さんにもお声掛けいただきました。ノベコレで配信されているようだったのですが存じ上げないサークルだったのでやや申し訳ない気持ちがありつつも、自己紹介なんかをしました。代表(個人サークルさんかな?)のカンナさんの名刺もいただいてしまって、これは紹介されていた「MonstrousPark」をプレイするほかないなという思いを抱いて一旦別のブースへ。

続いて以前から知っているサークルである箱庭ゾーイトロープさんのブースを発見しました。「七ツ怪」や「黄泉廻道」なんかをプレイしたことをお話しできました。とっさに作品名が出てこなかったりしてテンパって、感想とかの中身は全然言えなかったのが悔やまれます。どちらの作品も立ち絵がかわいらしく作りこまれていたなという印象をよく覚えています。お着換えできたりLive2Dがうまくなじんでいたり。
現在制作中という「心情ノイズ」もCi-en上などでたびたび目にするので、期待しています。


またまた歩いていき、ToAgeさんのところでシンプルな2Dアクションゲームの「To my forever Love」を試遊することにしました。マウスで遊ぶ高難度2Dアクションという触れ込みだったので、私は「ニュー・スーパーフックガール」を通しSランククリアし裏スノーマンストリートだってクリアしてるんだぞ、やってやるぜ、という気持ちでプレイしてみました。手紙をマウスクリックで弾くようにしてゴールまで導くという内容で、確かになれるまでが難しい! これまでにやったことがある似たゲームでは連続してはじくことができる仕様のものが多かったのですが(SunflatGamesさんや星探の中のミニゲームなどがすぐに思い浮かびました)本作では一度弾いた後は着地して安定するまでは再度操作できないルールとなっており、一度の操作の正確性が強く求められるバランスでした。ゴルフみたいなイメージと言ったら伝わるでしょうか。


もうどんな順番で回ったか忘れてしまいましたが、ほかにもいろいろなブースでお話を聞いたり展示品を試遊したりすることができました。

鈴木賢さんの「異次元盤上遊戯カオスボード」は将棋やオセロなどの定番ボードゲームの駒が勢ぞろいしたオリジナルのボードゲーム。似た試みの作品はほかにも見たことがありますが、本作にはカードゲーム的要素が加えられており、カオスの名にふさわしい爆発力のあるゲームといった印象でした。数分レクチャーを受けながら遊んでみただけだとルールの把握も難しい感じでしたが、コンセプトとしては良さそう。開発する側にとってもバランス調整が相当難しそうだったので今後に期待でしょうか。

壁面にかけられた展示で異彩を放っていたのはYouTopiaさんの「キャバ嬢に貢ぐRe」。イラストの塗りが独特でパッと目についたほか、ブースで配布されているチラシに付属の札束を模した投票券を登場する各キャバ嬢に献上できるシステムが面白い。後日発表された集計結果はこんな感じ。



にしすけさんの「カップルメーカー」も気になりますね。会場で遊ぶことはかないませんでしたが、割と自分好みのパズルのにおいを感じます。「決戦前のヒトリ ~主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー~」のレビューも書きましたしね。…と思っていたらAndroid版がもう配信済みなんですね。後でやってみます。

伏見のヒナタはんさんにもお会いしました。ミステリー風コメディのシリーズや、立ち絵が変なギャルゲーを作っている方と認識はしていたのですが実は未だプレイしたことがなく、この機会にやってみようと思いました。何からやるのがいいか聞いてみたところ、シリーズ1作目の「まったく証拠は無いですが、あなたが犯人です。」からがいいんじゃないかとのお言葉をいただいたのでDLしておきました。


他に未リリースみたいだけど気になるなと思ったものもいくつか。
しゃけ。さんの「マジックナンバーズ」がぱっと見良さそうな印象を受けました。トランプっぽいシンプルな見た目に魔法系ローグライクカードゲームというジャンル。ほっとフクロウさんの「カードの不思議なダンジョン/黄泉からの帰還」をかなりやりこんだので、こんな感じに楽しめるんじゃないかなと期待。今調べてみると、作者さんはunityroomで多数の作品を投稿されていることに気づきました。unityroomはたまにしか見に行かないので知らない作者さんばかりですね。
白火夢野さんの「Twinkle★Nights」も可愛らしい絵と、「もう一度、世界を好きになる物語。」というコピーが気になります。
っっっtさんの「クロノスの孤島」も面白そう。7月デモ版配信予定ということなので期待。



あまり時間がなかったのでゆっくりとは見れませんでしたが、それでも10以上はブースを回れて作者さんとお話しできたりもしたのでよかったです。ゲームという私の興味のあるジャンルに絞り込んでいるイベントのため、コミケなどよりも規模は小さいのに見て回りたい場所はとても多かったです。即売会ではないので試遊ができたり、道を歩いていたら作者さんの側から声をかけていただいてお話を聞けたりしたので満足度はかなり高かったです。
帰る前に入り口付近にあった大量のビラから気になるものを選んで持ち帰りました。

名刺をたくさんいただいてしまったのですが返せるものがなくちょっと悩んだりもしました。冬瓜名義の名刺を作るか…?
しかし宣伝するものはこのブログくらいしかないしアイコンもフリー素材だし見栄えしないなあ……


さて、帰宅後に実際にやってみた作品もいくつかあるのでここでご紹介しましょう。


神歩月さんの「MonstrousPark」はTrue End、Extraまでプレイしました。不気味なお話と立ち絵がマッチしている感じがよかったです。特定の主人公がいない群像劇という形式をとっているうえにちょっと登場人物が多すぎて、キャラクターを覚えるのが大変でした。また、遊園地の謎がだんだん解き明かされていくという感じではなく突然重要な事実が明らかになってしまうので、次第に謎が解けていく快感みたいなのは薄いかなと感じました。
選択肢がかなりたくさんあるのですが、一度選ぶと好感度の変化量がわかるようになるシステムがとても親切でいいですね。これがないと多分True Endはかなりきつかったでしょう。
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続いてかみんのかんみさんの「つなげてすてーしょん」をプレイしてみました。会場で気になりつつもブースに行けなかったのですが、unityroomで公開されていたので簡単に遊べました。
スタート地点からゴールまでいい感じに線路を引いて電車を誘導するパズルでごく王道な感じだったのですが、途中から出てくる特殊パネルのようなものの意味が最後まで分からなかったのが残念でした。さすがにルール説明なしではきつかったです。
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試遊で最初の何面かをやった「To my forever Love」はSteamで200円と安価で販売されていたので購入してやってみました。最初のうちは手紙の近くをはじくだけの操作でしたが、ステージが進むと近くの壁をつかむ操作や動くギミックが登場し、難易度はさらに上がってきたように感じます。しかし往路は30分ほどでクリア。ニュースーパーフックガールを倒した私の敵ではないわ!
返事の手紙を届けるステージがまだ残っているようなのでこちらもこれからクリアしていきたいです。
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障害物や穴のあるステージ上で手紙を宛先へと誘導します。ルール説明がデザインで完結していて直感的に遊べます。

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無事届けることができました。


楽しかったのでまたイベントあったら行きたいですね。
その時までに、これまで買ったりもらったりした作品たちはしっかりプレイしておきたいです。今回Overcastさんのブースで「あ、去年コミケで買った「クラウディ・デイズ」まだやってない!」と気づいてしまったので……


それでは。

こんにちは。ブログの更新がだいぶ空いてしまいました。
今回はその原因の一つでもあるイベント、フリゲ2023について書きたいと思います。

この企画は2008年から赤松弥太郎さんが毎年開催しているもので、その年に公開されたフリーゲームの人気投票を行うというものでした。投票数に制限はなく、またコメントをつけて投稿することができるというシステムを取っており、人気作品を決めるというよりはプレイヤーに広く好きな作品への愛を語ってもらう場になっていました。私はこの考え方には割と賛成なので、企画を知った2017年あたりから毎年投票を続けていました。(ログインして投票しだしたのは2020以降なのでそれより前の記録はないですが)

しかし今年の10月下旬、長いこと運営を続けてくださった赤松さんがこの企画を2023で最後とすると宣言。今年が最後の開催となることに伴い、これまでその年に公開or更新された作品のみが対象であったところ、これまでに公開されたすべてに作品を対象にするというアナウンスがありました。

企画がなくなってしまうのは大変残念ですが、過去の作品への愛を語る格好の場になるので今年は気合を入れて参加するぞという気持ちで投票開始を待っていました。

さて、これまでに私がプレイした作品で好きなものと言ったら相当な数があるはず。それらをリストアップしてコメントまでつけて投票するとなると相当な時間を要するはず、ということで11月ころから投票候補のリストアップをはじめました。その結果200を超えるフリーゲームが投票候補として浮上。せっかくなら全部好きだと言葉で伝えたいので空いた時間を見つけてはコメントを書き、プレイしたのが昔すぎる作品は部分的に再プレイするなどして思い出し…なんてことをやっていたので12月にブログ記事を書いている余裕がありませんでした。

12月も下旬になり投票期限も迫ってきたのですべてのコメントは書き終わっていませんが少しずつ投票していくことに。合間に作品審査表(投票された対象の同定・規約に沿っていて有効かの確認)を見ると数千の得票作品が並びます。知らない作品の方が圧倒的に多い中、自分も好きな作品を目ざとく見つけて喜んだり、古いflashゲームの名前なんかを見つけて懐かしんだり。こんなことをしているとさらに時間がつぶれます。
結局最終日の23日は丸一日コメント執筆と投票に費やしました。

そんな私の投票対象とコメントを以下の表にまとめました。
全部丁寧にコメントを書く時間は到底なかったので、私が過去に書いたフリゲ20xxのコメントや感想ツイート、本ブログの記事や各種プラットフォームへ投稿したレビューなどを一部流用しています。コピペミスや誤字等もあるかもしれませんがご容赦ください。
焦りすぎもあり一部作品のタイトルが正確でない投票をしたりもしてしまいそこは申し訳なかったです。この表では修正済みのはずです。

ちなみにブラウザゲーム→DLゲーム、
作者の五十音順→作品名の五十音順という風に並べています。

(1/1追記:全作品へのリンクが完了しました。現在ページが生きていないものは公開終了と書きましたが、Ruffle導入やWeb Archiveの利用でプレイできないこともない作品も含まれています。
また、リンク先でさくらインターネットのエラーメッセージが表示されてしまう場合、Firefoxでアクセスすると成功する場合があるようです(Chrome、Edgeの最新のバージョンでhttpが自動的にhttpsへリダイレクトされるようになったため)。
また、リンク追加に伴い記事の文字数制限に引っかかったため、表を分割しています)

ブラウザゲーム一覧

クリックで展開、めちゃくちゃ長いです
作品名 作者名/サイト名 コメント
ヨコスクアクション
(公開終了)
AM902 敵も罠もない超シンプルな横スクロールアクションゲームですが、ハイスコアを目指してマップとコインの出現場所をすべて覚えるまでやり込みました。私のアクションゲームやり込みの原点です。
ロボットにこころを corge.net 交互に進むパズルパートとストーリーパートが上手くかみ合って、ロボットに心が芽生えるというテーマを表現した作品です。パズルパートをクリアしていくことで行動の幅が広がり、ストーリーパートでは次第に人間に近い感情を手に入れていきます。
パズルは直感的に答えの見えにくいステージが多く難しめですが、その分達成感は倍増。STAGE68をクリアするとみられるエンディングはなかなかの感動ものなのでぜひそこまで頑張ってください。
オタク年齢診断 CURIOSIST ゲームに限らず漫画やアニメ等の知識が問われるクイズゲーム。古いものは戦前から新しいものは2021年まで、幅広い年代からの出題によってプレイヤーの詳しい年代を診断してくれるので話のネタにもしやすい作品でした。
激打 餅衝大會
(公開終了)
daina's world 杵で素早く餅をつくシンプルなアクションゲームですが、その豊富なゲームオーバー理由に笑いました。
スコアを極めようと思うと、最適な力加減をフレーム単位で狙う必要があり大変難しい。ちょっとミスるともち米が飛び散ったりするのみならず人が死んだり大爆発したりの恐怖の大会へ一直線です。
しりとりクエスト
(公開終了)
Dominion's Rest しりとりで部屋を脱出するという突飛な発想ながら、あのゆるい雰囲気にいつの間にかハマっていました。一つのアイテムに複数の読み方があり、とったアイテムによってエンディング分岐もあるため当初の想像よりもずっとやり込みがいのある作品でした。シリーズ化したその後の作品もすべてプレイした、とても大好きな作品の1つです。
しりとりクエスト外伝4・もりもり鉱山の一番長い日
(公開終了)
Dominion's Rest しりとりクエストシリーズの外伝でこんな感動をすることになるとは、と感じた作品です。これまで隠されてきた勇者くんの過去が少しだけ明らかになる回でもあり、その師匠との複雑な関係に驚きながらもなんだか涙が出てしまうようないい話にとても温かい気持ちで胸が満たされました。
丸投げクエスト
(公開終了)
Dominion's Rest RPGからパーティー編成という部分だけを取り出してきて一つのゲームとして完成させた作品。30人いる勇者候補はみんなステータスが偏っていたり厄介な特性を持っていたり面倒な性格だったり。そんな中から上手くいく5人を選ぶのはまるで論理パズルのようで新しいゲーム性を生んでいるなと感じました。失敗パターンもたくさんあるため、正解以外のメンバーや装備を選んでも毎回の報告書を読むのが楽しかったのがすごい。その後いくつもの外伝作品も出て、そのたびに遊びたくなるような作品でした。
僕の紙飛行機
(公開終了)
EASY GAMES なぜか自機が紙飛行機の育成シューティングです。シンプルながら経験値を溜めてレベルアップするたびに少しずつ強くなり、新たなステージに挑んでいく楽しさに夢中になりました。結局リンカーネイト後レベル100までやり込み、ノーミスマスター称号も手に入れました。おそらく初めてやり込んだシューティングゲームであり、思い出の作品の1つです。
僕紙レーシング
(公開終了)
EASY GAMES 育成レーシングゲーム。最初の頃はコースも簡単でスピードもゆるいですが、ランクが上がっていくにつれて複雑な形のコースや強い敵と戦っていくことになります。何度もレースに出て効率的な位置取りを覚えて勝ち、自機を強化していくというサイクルを回すだけですごい達成感の得られる作品でした。最終的にはランクXXXの巨大な敵にもほとんど勝てるくらいまで上達するほどやり込みました。
DIET EYEZMAZE ダイエットを成功させることで今まで通れなかった細い道が通れるようになったり、死角が減ったりといったギミックが上手くて感心しました。説明なしでも直感的に理解できるゲームデザインも素敵で、このシンプルなシステムの中でこんなに多様な仕掛けが入っているとは驚きました。黄色の部屋をクリアしたときの爽快感は素晴らしかったです。
GROW CUBE
レビュー
EYEZMAZE この作品からGROWシリーズを知ってファンになりました。パネルを選ぶ順番を少し変えるだけで生まれるあんなに多様な展開。レベルアップのアニメーションがとてもかわいらしいので不正解ルートでも眺めるのが楽しい作品です。アイテム同士がどう相互に影響し合うかを観察し、LEVEL MAXまで上げるにはどんな順序で選ぶのが正解なのか、その推理が当たってエンディングを迎えたときは達成感と同時にほっこりした気持ちを味わうことができます。
ドワーフCOMPLETE EYEZMAZE 隠し通路を探したりパズルを解いたり、いろいろ頑張ってようやく脱出できた時の喜びは忘れられません。水路をつないで木が生えたりといったギミックもどこか心温まるようです。最終的にはRTAをするほどやり込みました。
ハム将棋
(公開終了)
Fゲームズ 初心者のお供として有名で、全く将棋が分からなくてもとりあえず遊べる親切な設計が良かった。いつの間にかドメインごと消滅していて残念です。
2048 Gabriele Cirulli マージ系パズルの代表作で、私もずいぶんやり込みました。ソースが公開され、パネルを数字から画像に変えたり少しルールを変更したりした亜種が大量に発表されたことから1つのジャンルと呼べるレベルに発展しました。ルールを変更した作品の中では、144を作るもの、20ユーロ紙幣を作るもの、常に意地悪な位置にパネルが出現するもの(Evil 2048)が好きです。
マモノスイーパー
レビュー
Hojamaka Games Windowsに付属していたマインスイーパに”敵の強さ”という概念を加えることで新たな戦略性を生み出した作品。盤面のヒントや残り敵数から頑張って安全なマスを導き出し、HUGE×BLINDをクリアしたときの達成感はこれまでプレイしてきたゲームの中でも最高のものの1つでしょう。
cursor*10 Nekogames 過去の自分と協力して進んでいくというコンセプトが面白い作品でした。事前に何回も挑んで最適な移動タイミングを覚え、完璧に操作できるまで何回もやり直した思い出があります。
星探 Nekogames ステージに隠された星を探すだけのシンプルなミニゲームですが、本当に意外な所から出てくるので毎回新鮮な驚きがあります。シリーズ化して多数の作者による合作も出るなど、一フリーゲームを超えて一つの大きなコンテンツだなあと感じています。
EightDefender's
(公開終了)
Nes 村を魔物から守る防衛ゲーム。ユニットは初期配置の8人から増やせないシステムが独特。レベルアップだけでなく転職の概念もあり、スキルツリーを見ながらどんな構成にするのが最適かを考えるだけでもいつの間にか1時間経っていたほど夢中になりました。
ELEMENTS
(公開終了)
Neutral かなりボリュームの多い脱出ゲームで、クリアするのに相当苦労しました。A4の裏表をフル活用してメモを取り、謎を解いて脱出できたときの達成感は最高でした。通ってきたすべての部屋に最後の脱出の鍵がちりばめられていたことに気付いた時はそのギミックのうまさに感動しました。
寿司打 Neutral 今でも時々プレイしてタイピング速度の向上に励んでいます。流れて行ってしまうまでにタイピングで寿司を取るという分かりやすいルールとちょうどいいゲーム性が良いですね。ハイスコアを取れたときの達成感といったらないです。
夜の森タイピング
(公開終了)
Neutral このゲームをクリアするために必死でタイピングを練習しました。当初はEasyのStage2くらいで詰まっているレベルでしたが、最終的にNormalを苦戦することなく全クリできるくらいまで上達しました。仕事にも役立って感謝しています。
散歩中にいなくなってしまった飼い犬を探す途中で見舞われる怪奇現象の数々。頑張ってクリアして続きを見たい! と思わせるシナリオも良くできていました。
B100
(公開終了)
NussyGame 装備を選んだらあとは完全自動戦闘で見ているだけでしたが、どんな能力を付けたら戦闘が有利に進むのか、効率的に装備の合成ができるのかといったことを考え出すとめちゃくちゃ時間が溶けました。シンプルな放置戦闘系のゲームで一番やり込んだと思います。
DeckDeFantasy
(公開終了)
NussyGame かなりやり込んだ思い出のカードゲームです。キャラのスキルと装備をうまく調整してボス対策をし、戦略がハマった時の気持ちよさは忘れられません。デッキ構築とキャラの育成を両方考えなくてはならないので、いろいろ試すうちにあっという間に時間が経ってしまいました。
囲碁オンライン Online Labo 気軽にネット対局をするときによく使っています。持ち時間の設定も細かくできて使い勝手も良いです。日本ルール対応や死活判定への異議申し立て機能も嬉しいところ。
Cookie Clicker Orteil 現在一大ジャンルとなっている放置ゲーム流行の走りとなった作品だと思っています。特別なゲーム性や演出がなくても、数字が増えるところを見ているだけで楽しいということを我々に教えくれた作品です。現在でも不定期にアップデートが加えられ、もはや初期とは別物と言えるほどに進化しているので、昔やったデータをずっと放置しているという方は久しぶりに起動してみては?
数字パズル『ウヌムマキナ』 Ruたん マージ系のパズルですが、隣り合う同じ数字のものがすべてくっつくのが珍しくて慣れるまで苦労しました。常に手詰まりに気を付けながら進めるのが高得点を目指すには必須です。いい形を保ちながら進めて目標の数字を作れた時の達成感は大きいです。
パズルだけでなくシナリオパートもある本作。終盤でまさかの展開を見せます。エンディングまで見て初めてこのBGMがぴったりだなということに納得がいった覚えがあります。
デュエルオブレジェンド SDIN無料ゲーム ランクごとに分けられたCPU戦で勝手を掴み、ある程度カードを揃えたら今度はオンラインでの対人戦ができるのが嬉しい。カードの種類は数百種に及び、本当にいろいろな戦略が可能でした。
必死になって上級神を集めた思い出がよみがえります。
TheHOUSE SINTHAIstudio 突然破裂したり首が降ってきたりととにかく怖かったです。でもリタイアするのは悔しくて、めちゃくちゃビビりながらも何とかクリアしたのを覚えています。
うねりの塔 SKT 竜巻に程よく近づいて粒状の物質を吸わせることで竜巻の消滅と被害の軽減を図るゲーム。お金を稼いで研究したり部品を改良したりといった育成要素と実戦のアクション要素が混ざって攻略しがいのある作品でした。最高評価でのクリアはめちゃくちゃ難しかった覚えがあります。
マグウサギ SKT 直接触ってはならず、磁力を発生させることで間接的に金属を集めるゲームです。その独特の操作性とパズル感が気に入って全クリまでやり込みました。ユーザー投稿ステージなんかもあってたくさん遊べる作品でした。
赤白黄色 SKT 落ちものパズルに音楽の要素をプラスしたらこんな時間泥棒の完成とは驚きました。
連鎖してブロックを消していく快感とBGMがつながる快感が連動して新感覚を生み出しています。
赤い部屋
(公開終了)
THE 冷蔵庫の中身 初めてプレイしたホラーゲームで忘れられません。当時小学生だったのでビビりまくってました。最後にホップアップしてくるあの仕掛けもブラウザゲームならでは。
ピヨピヨの大冒険PLUS アーケー道 「同じ数なら消える」「違う数なら合計になる」というシンプルな仕掛けからいろいろなことを考える必要が出てきて思った以上に夢中になったパズルゲームです。うんうんうなりながら試行錯誤してもクリアできず、翌日にまたやってようやく全クリしたときはめちゃくちゃ気持ち良かったです。
こころのアリカ アリカプロジェクト 光る玉のような物体を出せる”チカラ”をもつ主人公のお話。単にきれいだね~となるのではなく、”チカラ”の持つ危険な側面や家族関係にもつながってきて感動的な展開を見せてくれます。ヒロインありかとの特訓の場となった神社は徳島に実在しているとのことで作者さん本人が紹介FLASHも出しており、行ってみたくなりました。
人生オワタの大冒険 王の巣窟 一度でも攻撃を食らうと死ぬ紙装甲のオワタ君を操作して理不尽な即死罠の張り巡らされたステージを進んでいく元祖死にアクションゲー。とにかく回数をこなすとだんだん罠回避できるようになっていくこの感覚が楽しくて、いつの間にか5時間経っていました。
現在はRuffleで復活したのでまだプレイできます。
漢字迷路三国志
(公開終了)
カサハラン.COM 難読漢字の迷路をしりとりで抜けて中国統一を目指すオンライン三国志シミュレーションゲーム。この作品に出会って初めてオンラインでほかのプレイヤーと協力したり対戦したりする楽しみを知りました。
カラータイル ゲーム菜園 超シンプルなルールながら暇つぶしにちょうど良く、パネル全取得一歩手前までやり込みました。しかし最後に1個残ってしまうのが超えられず。無念。(事後コメント:全消しに成功しました。次なる目標はタイム短縮です)
フルーツボックス ゲーム菜園 合計が10になるようにリンゴを囲って取っていくパズル。やり込んだおかげでちょっと計算が速くなったような気がします。高得点を取ろうと思って目標合計値を10から変えてみても結局10の時のスコアを超えられず、いかに普段から10を基準とする計算に慣れているかを教えてくれたゲームでもあります。
Pixel Room コトリノス 解像度というメタ的なシステムを取り込んだ脱出ゲームでとても斬新に感じました。このシステムのために、たった一つの部屋しかないのにその数倍のボリュームと攻略しがいのある作品でした。一度使ったあのアイテムを再度よく見てみると…みたいな仕掛けも大好きです。
おいしいコロッケをつくろう! 私的似非ベジタリアン 最も理不尽なゲームは何かと言われたらこの作品を挙げるでしょう。コロッケを作ろうとしていたはずなのにメンチができて、死刑になって胡蝶の夢がすっぺらぴっちょん! ジャガイモの中に偶然あなたがいた!
結局このゲームは何だったんだろうか。今になっても一ミリも理解できませんが忘れたこともありません。
テンミリRPG シフトアップネット 初めてやり込んだRPGはこの作品だったと記憶しています。シンプルなシステムながら更新ごとにやり込み要素も増えていき、とても長く遊べました。何度も何度も転職してお試しダンジョンに潜ってステータスを底上げし、竜王にも10回以上勝った思い出の作品です。現在はスマホアプリ版が出ています。
テンミリオン シフトアップネット 初めてプレイしたSRPGでした。本編をクリアした後もクリア後ダンジョンを回って再度魔王に挑んだり、拡張版でユーザー投稿ステージを遊んだりといろいろな思い出の詰まった作品です。
コーラムバイン たんしおレモン 長いことプレイしたオンラインRPG。レベル上げに装備強化にスロット拡張、猫強化に種族研究と強くなるためにやることがたくさんありながら、チュートリアルが親切で自然にのめり込むことができました。ダンジョンを攻略しつくしてからは魔王討伐や神器争奪、猫山や火山の登山で対人戦勝負。勝った時の気持ちよさがたまりません。
すいかが食べたい たんしおレモン 最も周回したゲームと言えばこれでしょう。どんなに急いでも1周(第3部クリアまで)30時間はかかるボリュームがあるのに20周以上やりました。すいかが食べたくてたまらない主人公、ニンジンを求めて世界中を旅していたうさぎのうな、とにかく食い意地の張った少女かるびのドタバタ冒険劇には何度も大爆笑しました。それでいて過去イベントが現在のイベントにつながってくる伏線回収の驚きもあり楽しい作品でした。戦闘面では勾玉によりアビリティを習得していくシステムが特徴的で、どんな順番で装備するのが最適かいつも考えていました。りんご夫人、かげ魔王に赤鬼などの強敵に何度も倒されながらも夢中になってプレイした思い出の作品です。
突撃!隣の赤ずきん たんしおレモン 超大作RPG。とにかくふざけたシナリオがまずインパクトがあります。主人公の赤ずきんは悪気はないのに行動だけ見れば極悪人。最終的に12人にもなる赤ずきん一行には誰一人ツッコミ役がいないため毎回お話はとんでもない方向へ。「すいかが食べたい」をプレイしていればニヤリとできるポイントも多数。漫画やアニメのパロディネタも枚挙に暇がありません。戦闘システムでは12人からうまく9人とその配置場所を選んで戦うシステムが面白い。プレイヤーの操作テクも問われる意外と硬派な戦闘です。
PuzzleRPG 作っちゃうおじさん 狭い画面と単純なルールから生み出される多様なステージが魅力的。初見ではまず突破できないであろうあのギミックを解いてからが本番です。
君は真のエンディングを見ることができるか!
黄泉からの帰還 作っちゃうおじさん 基本1階1戦闘の塔を上っていくカードゲーム。戦闘以外に「示談」という方法で上ることもでき、それによってデッキを強化していけるのが独特。高難易度に挑むには初期デッキをあらかじめ育成しておく必要があり、やりこみのモチベーションにもなりました。敵のステータスや特殊能力があらかじめ開示されているのも親切でプレイしやすい作品です。
キングタワー戦記 デジタルコウボウ どんどんインフレしていく敵の強さに対抗するために必死で最適なパーティーを考えて金策してレベリングしてとひたすらやり込みました。もはや理不尽だろうとも言えるほどの敵の攻撃力と体力の前に諦めようとも思いましたが、やっぱりクリアしたときの快感が忘れられずに何度も何度も挑んでいました。掲示板での情報交換も行われ、同志がいる事にも嬉しくなりました。
ぷにぷにの星 ぱんぞう屋 初期からずっとプレイしていて、アップデートごとに行ける範囲が広がったり大会が開催されたりと新たな要素が解禁されるのを毎月楽しみにしていました。ずっと育成と練習に励んでやっとぷに師匠に勝ってPLUS2になり奥義を習得した時の喜びとワクワクを超える物にはなかなか出会えません。
CAELESTI SAPPHIRE マサムネゲエムス 職業にスキル、装備に所属国など多数の要素のあるオンラインRPGで、かなり長い期間やり込みました。スキルを習得するにつれてダンジョンを効率よく回れるようになったり、他プレイヤーと有利な取引ができるようにいなったりするのが面白く、これがオンラインRPGの原体験だったと思います。
スターダストディフェンス マサムネゲエムス 宝石と星座がモチーフの防衛ゲーム。宝石のビジュアルやエフェクトが美しく、BGMもまとまってきれいな世界観の演出に成功している作品だと思います。DL版へのアップデートに伴いエンドレスモードや宝石の配置場所や種類の限定されたチャレンジモードなども解禁され、やり込み要素も十分です。苦手な人でもデイリーボーナスを積み重ねれば次第に序盤がゆるくなっていくシステムも良いですね。
隣の部屋にラスボスがいる。 マサムネゲエムス タイトル通り、入り口のすぐ隣の部屋にラスボスがいるため初手で戦闘を挑むことができます(倒せるとは言ってない)。
真面目に攻略するには適度にレベルアップしてパラメータを強化し、武器も集めつつ使い方に慣れていく必要があります。効率的に進めるには攻略サイトを参考にするとよいでしょう。
グラフィックが大変綺麗でマップも攻撃エフェクトも美しいです。やり込みがいも満点なので気に入ったら達成率100%目指して頑張ってみてください。
らぶりんハート
(公開終了)
まつくい ステージ内にあるハートを取ってゴールへ行くという単純なルールながら、ブロックを5秒だけ持ち上げるという1つのアクションを追加しただけで驚くほどたくさんの行動パターンが可能となったアクションパズル。ゆるい名前ながら要求される操作の正確性は驚くほど高く、完全攻略には苦労しました。
PROTOCOL
レビュー
まんまるくま 立ち絵も背景もアニメーションもすべてが美しいSF脱出アドベンチャーの大作です。主人公以外はフルボイス!
AIのレアと協力しながら事故のあった宇宙船からの生還を目指せ!
ボリュームもギミックの完成度も申し分なく、特にEPISODE-3で直面することになるあの問題とその突破口は大変感動的でした。
Normalize Human Communication むきりょくかん。 写真が趣味の主人公佐古が病気で死ぬかもしれない少女鈴乃に頼まれて遺影を撮影していく闘病ものノベルゲーム。
闘病ものにしては病院のシーンが少なく、その分写真撮影やそれに付随する会話シーンが大部分を占めており、それぞれの考え方や相手への思いが読者にまっすぐ伝わってきます。亡くなりゆく本人に対して周囲の人間が何をできるかといった部分の描写に力が入っており、類まれなる感動作品となっていると感じます。
スマホアプリ版では後編が有料となりますが、高校生離れした諦観に支配された鈴乃の死亡をどうしたら覆すことができるのか、そこが新たなポイントとなっており見逃せません。
ごがつのそら。
レビュー
むきりょくかん。 近所の神社で延々と女子高生巫女さんとだべる雰囲気ゲー。
ヒロインみのりがピアノを弾くという設定もあり、ピアノ曲中心に選定されたBGMの素敵な作品。舞台となった神社は神奈川県川崎市に実在しており、私も何度か訪れました。
五月病の主人公溝口さんがみのりのペースに巻き込まれながらも元気と潤いを貰っていく姿を見て、私も現実を生きるエネルギーを貰っているのを感じます。
ほしのの。
レビュー
むきりょくかん。 田舎で従姉のお姉ちゃんと過ごすほのぼのギャルゲー。
空気感や雰囲気の描写が素晴らしく、背景写真や効果音も含めて田舎生活の実感がわく作り。両親との死別という導入のため最初は反抗期真っただ中といった感じの主人公結城が時間をかけてヒロイン榛奈と打ち解けるさまも丁寧に描写され、後半では糖度高めな描写に悶えながら読んでいました。
エンディングテーマは本作のシナリオと雰囲気にピッタリでダメ押しの感動を与えてくれました。
演劇少女は古都鎌倉を雪で潰す むきりょくかん。 冬の話だったはずなのに読んでいるこっちまで熱くなってくるような熱量高めの演劇部物語。部活に青春を注ぎ込む学生の話って、なんでこんなに私たちを熱く感動させてくれるんでしょうか。演劇部には打算で入り、全くの初心者だった穂波が立派な演劇バカとなるまで、そのすべてが過不足なく描写され説得力がすごい。
そんな青春部活物語に加えられた一つまみのファンタジー要素がまたロマンチックでよい。演劇の世界に興味を持たせてくれる名作でした。
世界で1番大きなスライム ゆきだルマ式住居 シンプルなルールながらもかなり夢中になった思い出のある作品です。どれだけスライムを成長させられるかを兄弟で競い合った覚えがあります。色が変わるときのボイスもかわいい。
白ぬり黒ぶち ゆきだルマ式住居 あらゆるアイテムが消耗品にも装備にもなるシステムが特徴的なRPG。行動回数というパラメータの導入により、主人公一人でありながら多人数パーティー戦のような行動パターンを可能にしています。
だんだん不穏になっていくアイテム名やラスボスにご注意!
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先週の土日にコミックマーケットが開催されましたね。以前から1回行ってみたいなあと思って機会をうかがっていたのですが、今回Twitterで相互の方とかレビューで扱った方がサークル参加されるという情報をいろいろと聞いたので、ついに行ってきました。本記事はその感想などとなります。
bigsite


さて当日、雨が降ったりやんだり微妙な天気でしたが無事に東京ビッグサイトにたどり着きます。そこで見たのは駅から会場まで続く長い行列と案内を行うスタッフの方々。2月にコミティアに行ったので駅から会場までの道などは分かっていましたが、その時とは全く違う光景が広がっていました。

さらに会場は東・西・南の3か所に大別され、各会場に出展サークルがぎっちりと詰まっているのを見るとこのイベントの規模の大きさを感じます。私が興味のあるのはオリジナルの同人ゲームで、西会場の端っこにまとまっているようだったためまずそこに直行しました。


会場で最初に見つけたのは未来色原石の浦田一香さん。コミティアで少しだけお話ししたのでお会いするのは2回目でした。本ブログでは「あなたの命の価値リメイクver2」のレビューを掲載しています。
今回は「人生はつづくよ、どこまでも」の頒布ということでしたが、私はノベコレからDLしてプレイ済みだったので、頒布物は頂かずにまた他のサークルを探すことにしました。

次に見つけたのは会場の一番隅にいたぱすてぃぶソフトの一ツ屋成貴さんです。新作の「魔女をたずねてコンビニバイト」と前作の「委員長は僕の救世少女」を頒布していました。嬉しいことに私のことも認知されていたようで、レビューの話とか「親愛なる彼女の痕跡」の話とかもできました。
今回頒布されていた2作品はどちらもプレイ済みだったのでこちらもパッケージ版は頂かずにご挨拶してお別れしました。でもせっかくだからパッケージを1部頂いていくのも良かったかな?


次はえるりんごさんのスペースに行きます。ビジュアルノベルオンリーで知ったサークルさんで、今回もM.Mさんがいらっしゃいました。「ぽんぽんランド」を無料配布されていたので1部頂きました。帰った後最初にプレイしたのですが、闇落ちしていた前作「神絵師養成所」とは違った変態コメディ?になっていて私の好みでした。望くんルートおまけのアレは私もさすがに擁護できないよ…
あとビジュアルノベルオンリーの寄せ書きが展示されていて良いな~と思いました。

ところでビジュアルノベルオンリー開催プラットフォームであったpictSQUAREで個人情報流出騒動がありましたが大丈夫ですかね…?
もしパスワードやIDを使いまわしている方がいたら速攻で変更してくださいね。Twitterの連係解除もお忘れなく(私は翌日気が付いて解除済みです)。

その後はもう順番は忘れたのですが、Cynical HoneyさんやChloroさん、ポロンテスタさんなど私がレビューを掲載した方には(たぶん)全員挨拶できました。それぞれ「終わりの鐘が鳴る前に Chapter.1」「西暦2236年の秘書」「道徳ビデオ」がとても良かったので、今回購入したものもプレイするのを楽しみにしています。
そしてたんすかいさん、セイランソフトさん、Nonlinearさんなど過去作をプレイしたことがある作者さんのところに向かいます。cream△さんのところではちょうどつばさお座りアクスタが最後の1個だったので新作「残余の羊」と一緒に頂いていくことにしました。
tubasa

その後はおすすめ同人紹介さんの同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2022(通称どげざ)で見かけて気になっていた作品(イハナシの魔女灰色の夜が明けたとき)を見に行きました。「灰色の夜が明けたとき」の白砂庵さんのところにはどげざ2022の表彰状が飾ってあったのを見られたのも良かったです。

これで一応事前に見ようと思っていたサークルさんは全部見たことになるので、あとはふらっと適当に見に行きたいのですが、その時の丁度いい指標になったのがセイランソフトさん、STailさんが企画されていた「同人縁日」でした。企画参加サークルでチケットがもらえ、他のサークルで使うと100円引きになったりノベルティなどの特典があるというものです。参加サークルさんがお互いに宣伝し合っていて、私も自然に参加サークルへ足が向きました。お祭り感が増して一般参加の側としても楽しかったので次の機会があればまたやってほしいですね。


ゲームエリアを大体見終わって、目的は果たしたのですがせっかくの機会なので他のエリアも歩いてきました。イラスト集などはかなりの人気ジャンルなんだなと感じましたし、東ホールなどでは私には全然分からない分野の同人誌もたくさん並んでいて、幅広いものだなと圧倒されました。
全くの想定範囲外だったのですが、私のリアルでの知人が鉄道の同人誌を出している可能性があることが発覚したので行ってみたらどうも本人のようでびっくり。買って読んでみましたが難しくて良く分からなかった…

最後に南ホールで企業ブースやコスプレなどを見に行くことに。コスプレはみんなすごい格好しているなと思ったのですが、元ネタが全然わからなくていまいちピンとこず。推しの子とNARUTOだけ分かりました。

企業ブースは一つ一つのブースが大きくて、巨大な展示やグッズ販売、撮影会的なことをしているところもあってこちらも活気にあふれていました。残念ながらこちらも私が分かる内容がほとんどなかったので1周歩いて帰ってきました。


そんなこんなでもう午後4時前になっていたので帰ることにします。会場から駅までずらっと並んだ行列に、これだけの人数がこの会場に来ていたんだなあと感じます。結局ゆりかもめに乗るまでに20分くらいかかりました。

senrihin
↑今回入手した作品たち

今回初めてコミケに行ってみて、やはり規模の大きさが桁違いだなと感じました。コミティアは会場外の交通整理とかなかったし、コンビニに待機列ができていたりはしなかったしなあ。これを2日間やっているというんだからすごいです。1日目は天気も悪くなかったようですし、さらに盛り上がっていたのでしょうか?

あとはいつ見てもクラシックショコラさんのところに行列ができていて、有名サークルはすごいなあと思いました。NOeSIS未履修なので今回はいいやと思って並ばなかったのですが、そのうちプレイしてみたいですね。


ちなみに私は会場に向かう時に熱中症対策のためのペットボトルを(500mlで)3本用意していたのですが、全然足りませんでした。会場の熱気もすごいですしあっという間に飲み干してしまい、会場で追加で3本買っています。皆さんもお気を付けを!

というわけで今回はここまでです。
今回入手した作品も順番にプレイしていきたいと思います。Twitterにも何か書くかも。

それでは。

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